ストライドの飛距離を伸ばすには
パルクールの研究第2弾です。今回はストライドの飛距離を伸ばす方法について説明します。(助走ありでのストライド)ポイントは4点です。
①助走は腰を落とす
②跳ぶときは腰から前に
③肩を引き上げる
④腰の位置は一定に
これは、武術の走法や運足を元に研究した動き方になります。
①助走は腰を落とす
助走するときは若干腰を落として、自分の重心を下げるようにしましょう。走るときは、自分の走りやすい歩幅で踏み出して、出来るだけ体が上下に動かないようにします。
走るときに、上下に動きのブレが出ると、力が分散してしまい、跳ぶときのエネルギーとして有効に扱えなくなるからです。
この動きは空手などの武術の応用です。武術では、自分の力をしっかりと相手に伝えるため、移動するときは上下にブレないようにします。
上下のブレの確認方法は、走るときに前の景色を見ます。景色が上下に揺れていたらブレがあります。景色があまり揺れないで、そこに向かって飛び込んでいるように見えたらブレはありません。
②跳ぶときは腰から前に
助走の後、片足で踏み切りジャンプするとき、前に出した足は太ももから引き上げるのではなく、腰から引き上げて跳ぶようにしましょう。
これにより、足の可動域が広がるので一歩が長くなり、飛距離が伸びます。
武術では、足から動くのではなく、腰から動くように移動します。素早く相手との間合いを詰めるための動きです。
③肩を引き上げる
跳ぶ動作に合わせて肩を引き上げましょう。
右足で踏み切るときは左肩を、左足で踏み切るときは右肩を引き上げます。
普通に走るときと同じように腕を振り、腕が肩の位置まで上がったら、腕の遠心力で肩が引き上がるイメージです。
④腰の位置は一定に
ストライド中は、常に腰の位置を一定にしましょう。踏み切るたびに腰、体が上下に大きく動くと体力の消耗が激しく、またジャンプのエネルギーが分散します。
多少は上下に動いてもいいですが、大きくなりすぎないように注意します。
また、胸はできるだけ前に倒さず、後ろにも反らないようにして、腰と同じように位置を一定にします。
できるだけ体はブレないように、助走からストライドの終わりまでの軌道が、一本の線でになるイメージで!
練習方法について
初めは平地で、ストライドの体の動かし方を理解するために軽く動いてみます。その次に、地面に線を引いて狙った場所にストライドをできるようにします。慣れてきたら、実際にスポットでストライドをしてみましょう。
体格や筋肉量、クセによって、個人差があるので、自分なりに改良してベストの動きを探してください!
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