子どもの「好き」を伸ばそうと力みすぎて失敗した話(つづき)
前回のつづきです。
子どもが習い事に行くのを渋りだしたとき、「1度始めたことは継続させたほうが良い」と、なんとか続けさせようとする方もいらっしゃると思います。
私もどうすべきか迷いました。
ではなぜ、娘は行き渋り始めたのか?
色々聞いてみると、
「最初は楽しかったし今も嫌じゃないんだけど、毎週教室行くのはなんか嫌。もっと好きなようにしたい」というようなことを話してくれました。
娘は、自分からすすんで自由に児童館や家で工作やお絵かきするのが好きだったのです。
毎週決まった場所に行って知らない子たちと何かやるのは気が進まないと。
娘の言うことはもっともだと思いました。
「そんなに絵工作が好きならプロに習おう」と教室に連れて行ったわけだけど、娘はそんなこと望んでいなかったわけです。私が「才能を伸ばしてあげなきゃ」と勝手に力んでいた。
それに気がついた私は(遅い)、絵画教室に行かせるのは一旦おしまいにしました。
時間もお金も使ったけど、いい経験になったと思っています。やってみたからこそ分かったことがあったから。
子どもが何かに熱中しているとき、もっとやらせよう、向上を手伝おうなんて思うのは親のエゴ。
子どもの内なる動機が溢れ出ているときには邪魔をせず、そっと見守ろう。
ということを体感した出来事でした。
その選択は、本当に子どもが望んでいること?子どものためと言いつつ親自身の望みが隠れてないか?
これからも自分に言い聞かせたいと思います。
誰かのお役に立つかは分かりませんが、未来の私のために書いてみました。
ちなみに、教室で娘が描いてきた絵はどれも個性溢れていて、私は大好き。これからも部屋に飾ろうと思います。