心を動かされた瞬間を「言語化」することは、人の成長を生む。
人間生きていれば誰しも、心や感情を動かされる瞬間やそういった体験をすることがあると思う。
おもしろいなぁ
かっこいいなぁ
すごいなぁ
感動したなぁ
などなど、心や感情や大きく揺さぶられる瞬間だ。
こういった自分の感情や心が震えるような瞬間を、その場の「かっこいいなぁ」などの「感想」だけで終わらせてしまっていないだろうか?
今回は、
「これらの自らの心や感情が動かされた瞬間を『言語化』することは大切だ!」という勝手な前提のもと、
一体それがなぜ大切なのか?
というテーマについて書きたいと思う。
結論から言うと、
かっこいいなぁ
おもしろいなぁ
すごいなぁ
感動するなぁ
こういった自らの心や感情が大きく動かされた瞬間に対して、
「自分はなぜそう感じたのか?」(その心や感情の動きが”何によって”もたらされたものなのか?)を分析し、「言語化」ができることによって、
①「自分がそうなるためには何が必要なのか」という要素がわかる。
② そういった人の心や感情を動かす瞬間を、「今度は”自分が”創りだす側になる」ための大きなヒントになる。
からである。
①「自分がそうなるためには何が必要なのか」という要素がわかる
例えばこの前、AmazonのCEOのジェフ・ベゾスのSNSでのある発言を目にして、「ベゾスかっこよすぎる、、!!」と心が震えた。(※ガチです)
そしてここで、
「なぜ自分は彼のことを『かっこいい』と感じたのか?」(どこからそう思ったのか?)
という問いを立てると、大きく3つの要素からそれを感じたことがわかった。
①「自分が本当に大事にしたいもの」を明確に理解し、かつそれを貫く姿。
②極めて冷静な発言の中に眠る熱さ。
③守りたい人の「不」を自分のこととして捉え行動できる懐の深さ。
このように、「自分はなぜそう感じたのか?」という問いから自分の感じた「かっこいい」を分析し、言語化することで「自分がそうなるためには何が必要なのか」という要素がわかる。
そうすることで、
「自分なりの『かっこいい』を体現する」するためには、
①「自分が本当に大事にしたいものを明確に持っておく必要があるのか!」ということがわかり、そのための行動のヒントが生まれる。
② そういった人の心や感情を動かす瞬間を、「今度は”自分が”創りだす側になる」ための大きなヒントになる。
ここでは自分の所属する関大サッカー部の今年のスローガンとしてチームで大切にしている、『原動力になる』という言葉の例を用いて考える。
自分の考える「誰かの原動力になる」とは、
『「自分も頑張ろう!」と思ってもらえるような自身の姿や行動で、誰かの一歩を創ること』
だと定義している。
例えば部活で、
チームメイト「A君」の姿や行動のおかげで「自分も頑張ろう!」と思い何か自分が行動に至る一歩が生まれたのであれば、
『なぜA君の姿・行動によって、「自分も頑張ろう!」と思ったのか?』
という問いを立てる。
その問いに対する答えが、
夢や目標に対してがむしゃらに努力する姿なのか、
チームや自分以外の誰かのために貢献する姿なのか、
A君から伝えてもらった言葉なのか、
考えられるパターンはいくつもあるだろうが、
ここでも「自分はなぜそう感じたのか?」と問い、分析し、『言語化』することで、
そういった人の心や感情を動かす瞬間を、「今度は”自分が”創りだす側になる」ための大きなヒントになる要素がわかる。
更にこれら①②を「言語化」することは、積み重ねれば積み重ねるほど、
その”法則性”や”共通する要素”が明確になってゆき、「再現性(再現できる可能性)」が高まるのである。
このように、自分の感情や心が大きく動かされた瞬間は、
自分にとても大きな気付きや学びをもたらしてくれるものであり、それらをただの「感想」で終わらせてしまうのはとてももったいないように感じる。(※もちろん全部がそうする必要性はないと思う。)
あの人かっこいいなぁ
この本面白かったなぁ
そういった瞬間に自らの成長の鍵が隠されている。
そういった自分の感情や心が大きく動かされた瞬間をこれからも一つひとつ大切にし、それらの瞬間を自分の中に積み重ねていきたい。
自分自身の姿や行動で、人の感情や心を動かし、”誰かの一歩”を創れる人間って、やっぱりめちゃくちゃかっこいい。
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