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ひみつ堂のヒミツ
東京・谷中の「ひみつ堂」は全国からお客が訪れ、行列の絶えないかき氷専門店。2011年に開業以来、通年営業を続けています。
店主の森西浩二さんによる創業物語『ひみつ堂のヒミツ』を読んで共感したのは、その商いの根底に「お客さまに驚きと感動を伝えたい」という志があることでした。
そのために、すべて手づくりの蜜はこれまでに200種類以上を生みだし、日光の天然氷をフワフワの食感となるよう温度に気を配り、手動の削り機を用いて一つひとつつくっています。森西さんは、商品開発の基準をこう記しています(73ページ)。
〈第一に自分たちが食べて「うまっ。おいしい!」と思うものにする。
第二に「お客さまの満足」を考える。〉
何を当たり前のことを、と考えるかもしれませんが、これらをぶれずにやり続けることはとても難しいことです。いかにエンターテイメントであれるかーーこの創業の理念を持ち続けているからこそ、一日500人以上の人が訪れるのでしょう。