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商売の目的は 人の幸せをつくること その一点のためにのみ 商人は儲ける義務を負います

私たちは食べなければ生きられない存在です。
それは商売も同じこと。
ですから、損得を尺度とする儲けからどうしても離れることはできません。
それは、私たちが生きるために食べることから逃れられないのと同じです。

しかし、食べること自体が生きる目的ではないはずです。
生きる目的の実現のために、私たちは手段として食べるのです。
商売も儲けてこそ続けられますが、儲けること自体が目的ではありません。
私たちはしばしば目的と手段を入れ違えてしまいます。

では、商売の目的とはなんでしょうか。
それは人の幸せを育むことです。
その一点のためにのみ商人は儲ける義務を負い、利益を必要とします。
そして、その目的が叶った姿を「繁盛」と呼んでいるだけなのです。

中国古典「孟子」に「先義後利」という言葉があるのはご存知でしょうか。
自分の利益(損得)よりも、人としての当然あるべき道、つまり道義(善悪)を優先することの大切さを説いています。
商人の道義とは、お客様をはじめとする関わる人たちを笑顔にすること。
経営の目的もここにあり、利益とは本来その達成の度合いを測る尺度にすぎません。

【今日の商う言葉】
商売の目的は
人の幸せをつくること
その一点のためにのみ
商人は儲ける義務を負います

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