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繁盛という青い鳥は 競合店や業界常識でなく お客様一人ひとりの 心の中にこそ棲んでいる

「青い鳥」は、ベルギーの詩人であり劇作家でもあるメーテルリンクが書いた童話。
貧しい木こりの家庭の兄と妹が二人で、幸せの青い鳥を求めて思い出の国や未来の国など様々な場所を探しまわる物語です。
それぞれの場所で青い鳥を見つけるものの、途中で黒い鳥に変わったり、死んでしまったりして持ち帰れません。
結局のところ探していた鳥は、最も手近な自宅の鳥籠の中にいたのでした。

これと同じ過ちを、あなたは犯しています。
売れ筋商品はないかと他店の品揃えに気をとられたり、同業者の儲け話を真似してみたり、業界常識という狭い村社会に安住していたり……。
それらによって、末永く繁盛してきたという店を私は知りません。
どれも他所の話であり、過去の出来事です。

商人にとって最も身近で大切な青い鳥は、あなたの店を訪れてくれるお客様の心の中にこそ棲んでいます。
だから、お客様の行動からひとときも目を離さないでください。
その小さな声に聞き耳を立てて、お客様の心の中を探してください。
たとえ目には代わり映えなく映り、耳に痛く響いたとしても、繁盛の青い鳥は必ずそこにいるのです。

【今日の商う言葉】
繁盛という青い鳥は
競合店や業界常識でなく
お客様一人ひとりの
心の中にこそ棲んでいます

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