正しさについて学べ 何より己に克つことの 大切さを理解し これを果敢に実践せよ
商人は卑しい存在とされてきました。
「商人の空証文」(商人の言動には駆け引きが多くて信用できない)
「商人と屏風は直ぐには立たぬ」(屏風は折り曲げないと立たないように、商売も客の機嫌を損ねないように自分の感情や理屈を曲げなければ繁盛しない)
こうした商人への悪評価に異を唱えたのが江戸時代の思想家、石田梅岩でした。
「屏風と商人は真っ直ぐであれば必ず立つ」とは梅岩の言葉。
屏風は少しでも歪んでいれば畳めず、床が平らでなければ立ちません。
商人も心が平らな床のように正直でこそ信頼され、商いが繁盛すると説きました。
お客様はあなたに単に商品・サービスを求めてはいません。
買い物を通じ、あなたに人の心の美しさを求めています。
商品とお金との取引を超えて、あなたの真心を求めているのです。
お客様の心とあなたの心が直に触れ合うような心ある商売をしましょう。
そのためには「正直」で「誠実」であることです。
正直とは言葉を行動に合わせることで、嘘をついたら「嘘をついた」と言えることです。
誠実とは行動を言葉に合わせることで、「嘘をつかない」と言ったら嘘をつかないことです。
心ある商いには、この二つだけがあればいいのです。
【今日の商う言葉】
正しさについて学べ
何より己に克つことの
大切さを理解し
これを果敢に実践せよ
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