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『スターウォーズ』に登場するアヒル・鴨の歴史。イギリスのロケ地にて

映画『スターウォーズ』の惑星ナブーには「Duck(アヒル・鴨)」が映っていたのをご存じだろうか。イギリスにあるナブーの撮影をした森へ行ってみたら、なんと実際に生息しているのを発見しました!同シリーズのアヒル・鴨の歴史や、考察について少しまとめたい。

ロケ地にも、アヒルやカモが泳いでいた

もともと、歴史は古い。一番最初に制作された『新たなる希望』の原点となる小説版で言及されている。

具体的には、オビ=ワンが「アヒルも泳ぎ方を学ばねば」と言い、砂漠しか知らないルークが「アヒルって何です?」と返答する記述がある。Duckは英語ではアヒル・鴨の両方を指すが、この時点の邦訳では「アヒル」と訳されていた。 そして、『ファントム・メナス』『クローンの攻撃』で実写でDuckが満を持して登場。

実際に、当時のスターウォーズ公式ページのデータバンクに「Duck」と明記されていた。「地球に住んでいる生き物があの銀河系にもいた」という設定が面白かった。こうしたデータバンクは何度も楽しめるものであった。


ただ、近年、少なくとも『ファントム・メナス』に登場する鳥名は「Pelikki(ペリッキ)」という設定が生まれる。担当が旧設定を知らずに設定したのか、地球と同じ生命体は存在させまいと変更にしたのかは不明である。また、この際に『クローンの攻撃』の方の鳥名は言及されていないようにみえ、変更の範囲のステータスは未確認である。私自身は、設定変更は積み上げた空想を壊すので、支障がない限り、40年近い設定をわざわざ変えないでほしい派なのだが。 さて。英国の撮影地に「Duck」がいたのは偶然かもしれないが、楽しかった。劇中に登場するのは私が見かけたものよりスマートな「Duck」だが、もしかしたら、スタッフの惑星の世界観づくりのキッカケになったかもしれない。実際、該当惑星は、撮影後にCGでいっぱい合成されて作られている。 こんな風に、ロケ地で作中との共通点を探して、作り手の思考を妄想するのは楽しい(偶然でも)。


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