私の娘は、その日「アイドル」になった。 『私、〇〇○坂46オーディションに応募する』 まさかの発言だった。自分の娘が「アイドルになりたい」なんて言うと思わなかったから。 誰だって自分の子は可愛いと思うだろう、ただアイドルになると話は違う。 自分自身オタクとしてアイドルを追っかけてきたからだ。 華のある世界かもしれないが、それには闇も付き纏う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 俺は学生時代、生粋のアイドルオタクだった 俺:なあなあ、昨日のMステみた?
「道路の向こう側に植えられている一本の贋アカシヤから、そのすべての枝から、夥しい葉が一斉に離れ落ちているのだ。風はなく、梢の細い枝もすこしも揺れていない。葉の色はまだ緑をとどめている。それなのに、はげしい落葉である。それは、まるで緑いろの驟雨であった」 作家、吉行淳之介の『驟雨』の中の一場面。想いを寄せる娼婦と朝の喫茶店でくつろぐ主人公。ふと窓の外に目をやると、緑葉が散っている。少しずつ時間をかけて散ってゆくはずの葉が、一瞬のうちに散ってしまったことに、主人公は驚きと言いよ
僕に、地元というものは無い、父の仕事柄1年、早い時では1年も持たずに引越しなんてざらだった。 そんな僕は学校に馴染むことも無く、もちろん友達もいない。ただ爬虫類が好きでトカゲさえ居ればというか、トカゲしか友達と呼べる相手が居なかった。 そんな小4の初夏のこと ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ??:「ねぇ、おにいちゃん何触ってるの?」 1人の女の子が話しかけてきた 見た目から推測して幼稚園生と言ったところか 僕:と、、とかげ ??:へー!!トカゲ飼えるんだ
『俺は夢追いたいねん!高いレベルで勝負したいねん!』 『そんなもん許さん!夢で飯は食われへんねんぞ!分かってんのか!』 『そんな認めてくれへんのなら、出ていったるわ!』 『そうか、そうか!出ていけ!お前はもうウチの子と違うからな!好きにせぇ』 3年前そう言って僕は夢であったテレビ業界に飛び込んだ。 当初は希望に満ち溢れていたが、コロナ、身寄りのない生活、人間性の相違が重なり疲れてしまい、夢半ばであったが地元に帰ってきてしまった。 そしてあんな口聞いてしまったんだ、今
あーや:約束してたのに、仕事はいっちゃって ごめん、、 俺: こればっかりは仕方ないよ、 あっ、それじゃ夜仕事終わり時間ある? あーや:うん、定時には上がれると思う 俺:それじゃ終わり次第また連絡ちょうだい。 駅まで迎えに行くわ〜せっかくなら少しで も会いたいしね あーや:ありがとう。楽しみにしてる! 夜になり、、 俺:お疲れ様〜それじゃ今日も頑張ってくれ た、あーやさんを労わろうの会開始! あーや:なにそれ笑 俺:そのまんまよ笑、さぁラーメ
私の恋愛は、儚かった。まるでカゲロウのようにあっという間に死んだ。 増:独りよがりだったんだ... 一人屋上で呟いた、そして一滴の涙が流れた 増:嬉しいけど...嬉しいけど...好きなだった 気持ちは、私も変わらない 普段はすぐ切り替えれるのに今回ばかりは、切り替えられずにいた 増:私ったら、、応援するって決めたのに... 俺:おっ...増本じゃん こんなとこで外眺めるなんて珍しいじゃん 増:あっ...〇〇〇くん、、 泣き顔は誰にも見せたくなかった。
み:ほっ! ぼ:冷たっ!って、またみくか 突然の首は、ビックリするっていつも言 ってるやん。 み:へへ、あったか〜い。おはよ ぼ:もう何言っても聞かなそうだな笑、おはよ それじゃ学校行きますか。 み:ちょうど良いんだよね〜〇〇の首 今日も有難う〇〇の首「合掌」 僕:いやいや、首だけかい笑、もっとええとこ 言うてよ笑 み:うーん、それは内緒。さぁ学校遅れるよ 僕:そうやってはぐらかすんやから笑 ヤベ、今日日直の日やから話してる場合じ ゃなかった!
街はクリスマス、今年はホワイトクリスマスらしい。そんな12月24日、そんな日までの話 5月某日、ここ数年は、温暖化の影響か既にもう連日夏日を記録している。 ただ、冬に畑を放置したことで、今ツケが回ってきたかのように雑草が伸び放題になっている。その畑の野菜や果物を、定期的にお裾分けしてもらってるお返しに、毎年草刈りをしてるわけだが.... 僕:何でよりによってこの、クソ暑い日に草刈 りだよ。休憩休憩。なぁ増本 増:そうっすね○○さん。休憩休憩 幸:○○さん、
ゲラ(関西地方での方言で笑い上戸)のことを指す。 クスクス笑うというよりは、「ゲラゲラ」と笑うからだそう。 そんな僕の彼女は「ゲラ」である。 今日も彼女のバイト終わりに合わせて迎えに行く22:00のコンビニ 僕:あー寒い、もう終わる頃かな。 森:お待たせしました。今日もお迎えありが とう。たっ、、あっはっはっ 僕:え、何かおもろいとこあった? 森:あっはっはっ、ひぃひぃ もはや笑い過ぎて床に座り込んでいる。 彼女は一度笑い出すと止まらない、しかもツボがめちゃ
な:今日は違うの観ない...?てか、観て欲しく ない! 僕:なんでよ笑 なお出てるし見ようよ。俺頭NO王 歴代でも好きなコーナーやし な:じゃ、私寝る。おやすみ! バタン!と強く戸を閉める音が聞こえる 僕:あれ、怒らせてしまった.... 設楽:頭NO王は弓木〜 僕:あちゃ〜そういうことか..悪いことしたな.. 僕:なお、おはよ!今日は朝から張り切って.. タコは高かったので... タコさんウインナー!そしてよく作ってくれ るほうれん草の胡麻
僕は高校時代県内屈指の長距離ランナーとして名を馳せた。 しかし高校最後の大会で選手生命に関わるケガをしてしまい復帰困難と言われてしまう。だが諦めきれない僕はリハビリを続け奇跡的な回復をみせる そんな時新設された日向坂大学陸上部が選手として「頑張らないか?」と声をかけてくれた これは入部して2年たった時の物語である。 箱根駅伝予選会 1位○○大学〜 2位○○大学〜 3位○○大学〜 次々と呼ばれるが 日向坂大学の名は出てこず... 部員 今年も箱根路は難しそうですね...