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日々のストレス発散!三行日記と五年連用日記でほどよくととのえよう!

最近では日々日記をつけることで、ストレス解消・精神的な安定や前向きさ効果があるということを、WEBニュースなどでよく目にします。

とはいえ、みなさんは、日記をつけるのが得意でしょうか?
小学生の頃などは、夏休みの宿題として絵日記をつけたりした事もあるかと思いますが、なかなか続けるのが難しいと思います。

今回は、三行日記のメリットと、日記を長く続けるための工夫を紹介したいと思います。

はじめに

日記をつけることは、多くの人にとって、日々の思考や感情を整理する貴重な手段です。
心理療法では「筆記開示(エクスプレッシブライティング)」と呼ばれ、日記をつけることで健康を維持するための様々な効果がある手法として活用されています。
筆記開示には、主に下記の効果があると言われています。

ストレスの軽減:
研究によると、日々の出来事を日記などに書いて振り返る行為は、ストレスや不安を減少させ、心理的な健康を向上させることが示されています。

身体的健康の改善:
一部の研究では、免疫機能の向上、痛みの軽減、血圧の改善など、身体的健康にも良い影響を及ぼす可能性が示されています。

筆記開示は、心理療法の補助手段として、また日常生活でのストレス管理の手段として活用されています。
また、精神面だけでなく、ストレスからくる身体への影響に対しても効果があるとして、広く使われる手法です。
簡単に実施できるため、多くの人にとって行いやすい自己ケアの方法と言えるでしょう。

しかし、日記を長期間続けることはなかなか難しいです。
日々の忙しさの中において、日記をつける時間を作るよりや他の作業や睡眠に充てたいという方も多いのではないでしょうか?

そこで、紹介したいのが「三行日記」です。

三行日記とは

三行日記とは、文字通り一日三行だけ書く日記です。
noteでも「3行日記」のタグがあるので、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
この方法は、書く文章量が一日三行だけなので、手軽に始められるのが特徴です。
ただし、三行日記を効果的に書く際にはルールがあります。
とはいえ難しいことはありません。
WEB等で調べると色々な方法が紹介されていますが、おおまかに下記のルールを意識して書けば問題ないと思います。

  1. 寝る前に書く

  2. 長い文章にせず、簡潔にまとめる

  3. 良かった出来事を書く
      ※良かったことがなかった場合はその日にしたことを書く

  4. 自分の気持ちを書く
      ※ポジティブな事だけを書く

  5. 書きたいことがあまりない時は、3行に拘らない
      ※体調が悪い時などは書かなくても良い
      ※逆に、書きたいことがある場合は3行以上書いてもOK

このような、比較的手軽なルールで行う事が特徴です。
簡単な日記を書くだけなのですが、これにより感情の処理と自己理解が行われ、日々の感情をより効果的に処理することができ、筆記開示(エクスプレッシブライティング)と同様の効果が期待できます

とはいえ、毎日書くのは面倒…という方も多いのではないでしょうか?
そんな方には「五年連用日記」の使用がおすすめです。

五年連用日記とは

連用日記とは、一冊で複数年分の記録ができる日記で、様々製品が販売されています。
五年連用日記はの場合は、1ページに5年分の日々を記録していきます。

5年連用日記の例

この日記帳は一つのページに五年分の同じ日の日記を書くのが特徴です。
そのため、一日分として記入できる欄は5行分程度しかありません。
この、わずか5行程度のスペースに要約された記録を残すという簡潔さが、日々の忙しさの中でも日記を続けやすくしています

また、1ページに五年分を書くため、日記を書かない日があったも、五年間かけて全ページを埋めることができる点も特徴です。
例えば、毎週土・日のみ書いていった場合でも、五年間書くと各ページに1・2年分の日記が記入されることになります。
2024年から毎週土日に日記を書くと、下記表の黄色い部分が記入されることになります。

日記をつけ始めたいけど、三日坊主で日記帳が無駄になるのでは……と思う方もいるかと思います。
しかし、この日記帳であれば気が向いたときにだけ書いて行けば、最終的には多くのページに日記が書かれることになるので、そんな心配は不要です。
(もっとズボラに行いたい方には「十年連用日記」など他の年数に対応した製品もあります)

2年目からが楽しい

五年連用日記を始めると、二年目からが特に面白くなってきます。
日記を書き込む際に、自然と以前の日記を目にすることになるので、過去の出来事を振り返る事ができます
毎年、同じ時期に行われる行事などは、前年度に行った内容を振り返ることで、事前に準備を行う事ができます。
また、過去の日記を見ることで、自分自身の成長や変化を振り返ることができるのです。
特に、三行日記のルールに従い、ポジティブな内容の記入を心がけておくと、読み返す際の楽しみが増えていきます

三行日記を五年連用日記で行うメリット

三行日記を五年連用日記のメリットをまとめると、下記のようになります。

継続しやすさ:
通常の日記が長期間続けるのが難しいと感じる人も、5年日記の短い記入欄は日々の負担を減らします。
毎日の出来事を数行に要約することは、日記をつける習慣を維持するのに役立ちます。短い記入形式は、忙しい日々の中でも日記をつけることを容易にします。

成長の観察:
五年連用日記は、日々の記録を通じて、時間の経過に伴う自己成長を明確に視覚化します。過去の記録を見返すことで、自分がどのように変わったか、または変わらなかったかを客観的に確認することができます。
これは自己理解を深め、自己受容に寄与する可能性があります。

時間の経過と共に見えるパターン:
五年にわたる日々の記録は、時間の経過とともに特定のパターンや習慣が見えてくるようになります。これにより、自分自身の行動や反応の傾向を発見し、それに基づいて自己改善を図ることができます。

ポジティブな自己認識の強化:
「三行日記」のように、五年連用日記を通じてポジティブな出来事や成果に焦点を当てることで、日々の小さな成功や幸せな瞬間を認識しやすくなります。これは自己肯定感を高め、より幸福感を感じることにつながります。

感情の表現と処理:
「筆記開示(エクスプレッシブライティング)」の効果により、五年連用日記は感情の表現やネガティブな思考の処理に役立ちます。
日々の記録を通じて、感情を言葉にすることで、ストレスや不安を軽減し、心理的な平穏を得ることができます。

これらのメリットは、五年連用日記を一貫して使用することで最大限に活用できます。
まずは無理のない範囲で、日々少しずつ記録することが、長期的な自己理解と成長に繋がるのです。

まとめ:三行日記を五年連用日記で行って、日々の感情をととのえましょう

この日記の形式は、日々忙しい私たちにとって理想的な記録の方法を提供してくれます。
一日の終わりに短時間を費やすだけで、五年間にわたる貴重な記録を残すことができます。
毎日の短い記入は、日記をつける習慣を身につけるのにも役立ちますし、長期的な視点で自分自身の成長や変化を振り返ることができるのです。
そして、日々の小さな変化が、長期的な成長と発展の一部であることを確認できると思います。

みなさんも、この日記法を試し、日々の小さな変化や成長を記録することで、時間の経過と共に自己理解を深め、豊かな人生を築くのに役立てていただければと思います。


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