【コロナの行方】
また1軒、ライブハウスが閉店することになりました。
古い友人が経営するライブハウスで、オレも何度かそのステージを踏んでいるし、何度か他のバンドのライブも見に行ってます。
このやり場のない怒りに穏便に対応する事がそろそろ辛くなってきました。
考えても考えても答えが見つかりません。
多分、オレの人生でコレ以上の難題は無かったと思います。
去年からずーっと待ち続けていますが、事態は一向に終息せず、終息どころかどんどん悪い状態に成っています。
去年の春に、数カ月後には終息するだろうと言う予測の元に、「持続化給付金」や、安倍政権の人気取り政策の「アベノ10万」や「アベノマスク」配布など、今思えば余りにふざけた政策がすべて裏目に出て今に至っている感じがあります。
結果的に「一時しのぎ政策」の繰り返しで、事態はどんどん悪い方向に進んでいます。
この状態を後1年とか続けると言う事は、新型コロナの感染リスク以上に、経済的破綻のリスクが大きくなると言うことです。
馬鹿なオレでも此位の事には気付きます。
政府や衆参議員の方々、そしてそのお膝元の学者や専門家の方々はとっくに気付いていたんでしょう。
気付いて居て、あえて放置して来たと言う事だと思います。
一度低迷した経済は、復帰にはものすごい時間がかかります。
仮に今終息したとしても、一度根付いた習慣は簡単に変わりませんので、街に人が出てこなく成り、大手の会社などでは外出規制も解除されないままになるでしょう。
実際に接客業、特に飲食系ではノロウイルスが流行った時に、感染原因と言われた牡蠣を食べないようにお達しが出たわけですが、騒ぎが収まっても牡蠣を食することは禁止のままと言うところが多い訳です。
むしろ、接客業や飲食業に従事する人は牡蠣を食べちゃいけない事が常識化している程です。
同じように、コロナが収まっても、「人の集まるところ(ライブハウスや繁華街の飲み屋等)への出入り禁止」等の、外出規制はそのまま残るでしょう。
つまり、これまでの「平常」には戻らないわけです。
コロナに感染し重篤化し亡くなった方のお気持ち、またご遺族のお気持ちは察するに余りあります。
しかし、このままではコロナに感染しなくとも多くの人が路頭に迷う結果を招くでしょう。
今は民衆が何かを覚悟し決断しなければ成らないフェーズに差し掛かっていると思います。
もう、十分待ちました。
待っても結果が良くならない事は、この1年かけて十分に立証されています。
「待つ」以外の道を開拓する必要を強く感じます。