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LUUPで富山を走ろう

なぜ富山にもある?

 LUUP(ループ)というのは、電動キックボードのシェアサイクル。基本的に大都市しか無いのだけど、なぜか富山にもある。ある程度人口がないと採算が採れないだろうし、雨も多いのであまり向いていない街だと思うけど、実はこれの創業者が富山の人らしいので置いてみたのだろうか。乗れるのは今のところ3か所ほどで、場所もビミョーなので、実用で使うのはほぼ不可能だけど、たまたま会社の近くにポート(乗り場)があるので、野次馬根性で乗ってみた。

乗り心地はいかに?

 ナンバープレートがベコベコだな。どんな風にコケるとこうなるんだろう。とりあえずアプリを起動し、1台を選び、行先を設定すると、エンジンスタートのような効果音が鳴った。せっかく電動なんだからいらないような気もするが、時間メーターなのでカウントを始めるよという合図なのかもしれない。ハンドルにスマホホルダーがあるので、スマホをここにセットして走り出すと早々に振動でスマホが吹っ飛んだ。サスペンションが無くタイヤも小さいので、自転車よりも道の凹凸をかなり拾う感じだ。道なんて全部知ってるから、ここに付けとく必要は無いな。時速は20kmでオンとオフの2速のみ。親指だけでグーっと加速していく感じが心地よい。もう少しスピードが出ればいいのにとも思うが、そこは道交法上仕方がない。

OLYMPUS E-P5 BCL-0980

 高層ビルが入ってちょっと都会っぽいけど、実は富山の高層ビルはコレしかない。安全の為セルフタイマーで撮影しているので、写っているものはすべて偶然。才能あるな。意外とベストなタイミングで撮れている。というか構えて撮った写真よりも全然出来がいいな。ところでE-P5のセルフタイマーは、シャッターを押した時に露出を固定しているようで、影に入ったり日なたに出たりすると、真っ黒になったり真っ白になったりしてしまう。写る直前に測光してくれればいいのに。

地元なのになんだか旅行気分

 最近ちょっと有名になりつつある環水公園へ、15分ほど走って400円ほど。アパートの階段の下みたいな所にポートがあって、そこへ一旦返却。最後にちゃんと返しましたよっていう証拠写真を送信して完了。と言っても、またこれに乗って帰るのだが。せっかく来たので少し散策をしよう。見慣れた街もなんだか新鮮に見えてくる。それに今日は全く北陸っぽくない、いい天気なのだ。

OLYMPUS E-P5 G X VARIO PZ14-42mmF3.5-5.6

 世界で一番美しいと言われたスターバックス。ついつい写真を撮ってしまうが、こういう日の写真を見て富山に来たのに、空が鉛色の雲に覆われていてもどうかがっかりしないで欲しい。それは紛れもなくホンモノの富山を見られたという事なのだから。長崎だって雨が降った方がうれしいよね。

OLYMPUS E-P5 G X VARIO PZ14-42mmF3.5-5.6

 富山県立美術館の屋上は僕のようにチケットを持っていなくても上がれる。こんなオブジェが置いてあるので、少年たちはもちろん大興奮だが、きれいなお姉さんだってばっちりポーズを決めてます(これは別の日の写真)。

OLYMPUS E-P5 G X VARIO PZ14-42mmF3.5-5.6

 ニューヨークタイムズの「今行くべき52か所」というのに、なぜか富山がランクインしてしまった。評価の決め手は“混まない”という事らしい。これで少しは混むようになるといいね。そしておすすめの店にはあの「珈琲駅ブルートレイン」が入っている。ニューヨークタイムズ、なんで知ってるんだ?

OLYMPUS E-P5 BCL-0980

 帰りはスムーズに走ったので300円ほどだった。なかなか楽しい乗り物なので、のんびりと走りたいところだが、時間メーターなのでなんとなく先を急いでしまうのが難点だ。僕らのような人種はちょこちょこ寄り道して写真を撮りたいんだよな。3時間借りていくらみたいなコースがあればいいのにとか思っていたのだが、後で調べると3時間980円というコースがあった。なんだちゃんとあるんじゃん。初めはあまり富山には向いてない乗り物だと思っていたけど、道が広くて交通量が少ない富山は意外と走りやすいのかもしれない。市電の線路を渡る時だけ気を付けて。海沿いにポートを置いても楽しそうだけどなぁ。

OLYMPUS XA ZUIKO35mmF2.8

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