採用広報活動を続けるためのTips
採用活動が停滞してくると必ず話題に上がるのが採用広報というマジックワードです。しかしながら、メルカリ社が運営しているmercanのようにうまくワークしている採用広報メディアはまだまだ少なく、私の知る限り多くの会社が採用広報活動をどこかで中断してしまっています。
理想をいえば、mercanのようにしっかりとした編集者がいたうえで毎回質の高いコンテンツがあることが望ましいのですが、ほぼメディア事業をやっているようなものであり、多くのチームにおいてこのようなことを実現するハードルはとても高いと感じています。
しかしながら、私が関わっているCASTER BIZ recruitingにおいては、専任のメディアチームがいるわけでもく、結果として1年以上、週2本のペースでnoteの記事を公開し続けられています。
今回はCASTER BIZ recruitingのnote施策を題材に、採用広報活動を続けるためのTipsをご紹介していきたいと思います。
なお、上述のnoteのメインの目的は採用広報ではなかったものの、結果として採用活動にも大きく寄与しており、採用広報施策として見たときも成功だったと考えているため、この場で取り上げることにしました。
発信を続けることを第一の目的に置く
いくつかの企業で採用広報活動に関わってきましたが、採用広報の目的を「採用できるか否か」に置くケースが多いと感じています。しかしながら、「発信を続けること」を第一の目的におくことをオススメします。
というのも、採用広報活動が失敗する多くの要因は「続けられない」ことにあり、逆の見方をすれば、続けられさえすれば一定の成果が出ることは間違いなく、としたときにまずは「続けること」に重きを置くべきだと考えています。
たくさんの人を巻き込む
記事を書くのは結構大変です。なんだかんだ、慣れていても1時間程度、慣れていない場合は半日程度使ってしまうケースも多いと思います。としたときに、少人数で記事を作るということはとても負荷が高く、続けることができない要因になりやすいです。
もちろん、専門のチームを組んで、業務としても記事作成のみを行うのであれば全く問題ないのですが、多くの場合は採用担当者が兼務することになると思いますので、日々の運用の負荷を可能な限り下げることが大切になってきます。
この場合の打ち手として良いのは、たくさんの人を巻き込んで記事の書き手を増やすことです。3人で週2本を回す場合、1.5週に一本の記事を書かないとダメというかなりハードなスケジュールですが、これが10人になれば1.5ヶ月に一本程度というある程度余裕のあるスケジュールとなるため、続けていくことが現実的になるかと思います。
記事の書き手が増えることで記事単体のクオリティが下がるという懸念はありますが、そこは書き手の個性として割り切ってしまう、もしくは採用広報活動を推進する人が校正するなどしてクオリティを担保していく形が良いと考えています。
完璧を求めすぎない
上記とも関連しますが、完璧を求めすぎると続けることが負担となってきます。
もちろん、企業として守るべきポイント(不適切なことは書かない、機密事項は書かないなど)はありますが、そこさえクリアしていれば大丈夫くらいの気持ちで採用広報活動を続けると良いと考えています。
クオリティが高い方が良いというのはその通りですが、クオリティを追求するが故に発信を継続できないのであれば本末転倒ですよね。
コアとなる編集者を決める
最後に重要なのが、採用広報活動を推進する「編集者」となる存在を決めることです。
採用広報自体は兼務されがちな役割ですが、それだとしても「誰が責任をもって推進するか」ということをハッキリさせ、その上でその人が決めたことを全員で支えることが大切です。
旗振り役がいないと前に進めないのは事業推進とも一緒で、この辺りはふわっと決めるのではなく、メンバー全員に伝わる形で明確な役割として決めていくことをオススメします。
まとめ
採用広報活動は、普通にやると長続きしません。結果計測もしづらく、本当に成果が出たかが判断しづらいためです。
そのため、基本的には「続けること」を目的に置き、まずは一年腹を決めて続けてみるというのが重要だと考えています。
一年やって何も効果がなければ、すんなり諦めもつきますし、一年続けていれば何かしらの成果は出ているのが通常かと思います。
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とはいえ、リソース的にやっぱり厳しいよ。。。というケースはあるかと思います。そんなときにオススメなのが、CASTER BIZ recruitingです。
採用広報プランを使えば、社内の労力をかけることなく定期的な情報発信が可能となります。オススメです。
また、ここでご紹介してきたnoteはこちらのマガジンとしてまとめられています。採用活動のTipsとしても、採用広報活動を続けるとは、、、という具体例としても、是非読んでみていただけると嬉しいです。
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P.S. 正直、一年前くらいにCASTER BIZ recruitngでnoteやりたいんだよねーみたいな話をしていた時は、続かんだろうなあと思いつつ「まずは一年続けよ!続けるのが大事だから!!!」とずっと言っていたのですが、本当に続いていてすごいなあと思っているアカウントがこちらです。編集長がとても素敵でした。よろしくご査収ください。
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