SNSのアカウントをすぐ消したくなる

タイトルの通り、SNSが好きだけど苦手で消えたくなるよという話です。
このSNSとは、Instagram、Twitter(X)、LINEを指します。実際私は高校卒業時にこれらSNSの全てのアカウントを消去し、2年ほど家族以外と連絡を取らなかった時期がありました。
少し前には、人間関係リセット症候群なんて名前でテレビでも取り上げられていましたね。

今でも、私がSNSを消していた時を知っている友人に、何でだったの?と聞かれることがあります。インスタとツイッターに関しては飽きたから、LINEは引き継ごうとして間違えちゃった!とだいたい答えていますが、半分正解で半分嘘です。

説明が難しいのですが、私の中でひとつフェーズが終わったと感じると、そのフェーズの私に繋がるものを消し去りたい、私への連絡手段を無くしたいと考えてしまうのです。
人って社会に属する限り他の人と関わる上での立場というか何らかの役割があるじゃないですか。高校時代の私で言うなら、クラスでの私は「大人しめだけど行事はしっかり参加して楽しむ女子」、部活での私は「声が大きくてちょっとおバカなムードメーカー」でした。
どちらの私も本当の私とそこまでかけ離れてはいませんし、楽しい思い出がそれぞれに沢山あります。しかし同時に後悔もたくさんあるわけです。あの時の私のこの発言は違ったよな、とかあの時こう言っていたら良かったな、とかあの時あの人はこうして欲しかったはずなのに私はできなかったな、とか逆にやりすぎちゃったかな、とか。これらの後悔は最終的に、「つまりは私に関わってくれた人にとっての私の印象ってこうなんだろうな」に帰着します。そしてその印象は私にとって望ましくないわけです。
そうなると、その私にとって望ましくない私の印象を私に関わってくれた全ての人から消し去りたくなってしまいます。そしてどうすれば消し去れるか?を考えた結果が、「人の記憶はいずれ薄れるのだから、記憶が消えるまで私のことを思い出すトリガーに触れないでもらえば良い」という結論であり、そのトリガーの役割を担いかねない連絡手段、つまりSNSアカウントを削除するという行動に出るわけです。

嫌な人がいたならブロックしたらいいじゃん?と言われることもありますが、私にとってはブロックは解決にならないのです。インスタとTwitterに関してはブロックしたらおそらく相手にも分かるし、別のアカウントからこちらの様子を見ることもできるじゃないですか。LINEの場合はブロックしたことは相手に伝わりませんが、相手がこちらのプロフィールを確認し連絡を試みることは出来ます。私がそれを見られなくなると言うだけで。
それは違うんです。そもそも、人が嫌いでアカウントを消すわけではありません。人が好きだからこそ私が好きになれない私のことは嫌いになるか忘れて欲しくて、だからどう考えても私が悪い設定下で私の存在を消したいんです。

人間関係リセット症候群として同じような行動が話題に上がった時、リセットされる側の気持ちも考えろよという意見を見ました。ごもっともです。ごもっともなのですが、私の場合は常に「私は相手のことが人間として好きだけど相手は特に私のことは気にしていないだろうな」という考えを持っているので、私がアカウントを消すことで「関係をリセットされた」と傷つく人はいないだろうと思っていました。いたとしてもそれはリセットした側の私が悪いのだから、私を悪者にしてはやく忘れてくれたらいいなと、そういう考えでした。

こうして文章にすると、なんて迷惑なメンヘラなんでしょうか私は。
私のようにアカウントを消す人が身近にいるよという方、決してその方はあなたのことが嫌いでその行動をした訳では無いと思います。そのことを少しでも知っていただければ、私のこの告白が「嫌われたかもしれない」と悩んでいるかもしれない人の心を少しでも楽にできていれば何よりです。

そんな私のSNSの現状を報告しますと、
LINEのともだち:連絡を取る必要性があるバイト先、大学の課外活動グループ、本当に仲の良い友達、家族であわせて18名(+非表示大量と知り合いかも?が20名ほど)。大学卒業したら正直また消したい。
Instagram:大学最初の2年ほどは美味しい料理を見つけるためだけのFF0人アカウントしかありませんでしたが、留学を機にリアル用のものを作成。既に少し消したい。
Twitter:見る専アカウントのみ。誰との繋がりもないため消す予定もない。
といった感じです。

SNSのアカウントを消さないで済むような人生を今後は送りたいものですね。
ありがとうございました。

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