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ズルい女

人は誰しも間違うことがある。

もうこれは仕方のないこと。

だが、間違った(失敗した)時、
私は耐えられなくなる。

恐怖でいっぱいになり、
大丈夫という安堵感から程遠くなる。

マインドを沢山勉強して、
小さなことでチャレンジを積み上げてきた。

恐怖はなくならない、
にしたってさ、恐怖がデカすぎるんよ。

いつだってそれなりの人だった

私は色々なことが怖すぎて、
怖いが故に守ることに必死だった。

好奇心はあるのでチャレンジはするし、
仕事もそこそこなところまで来た。

自分でわかっていた。
多分もっとできる。
でも、怖いのだ。
何か大きなことをするってことは、
経験、感動、お金、友情、なにかわからないけど自分にとって大きな何かを手に入れるだろう。
だけど、その反対も起こる可能性がある。

冒頭の通り、その反対に起こるかもしれないことに私は耐えられそうになかった。

マジメな子だね

私は昔からマジメだねと言われ続けていた。

最初はすごく嫌だったが、今はそうだよねと思う。

マジメと言われる理由はわかっていた。

ルールを必ず守るし、それから外れようもんなら抵抗するからだった。

世の中、みんな少しはズルしたり、ちょっとくらいってやった何かがあると思う。(法を犯さないレベルのやつ)

私もあると思う。
友人と一緒に流されて、みたいな。
(学生時代だったら制服をちゃんと着ないとかそうゆうレベル)

やってしまったことへの罪悪感、
この後起こり得るあらゆるパターンを瞬時に考え、
恐怖に震えるのだった。

それが嫌だった。
そんなの思うくらいならやらないほうがいいし、マジメなほうがいいに決まっていた。

メリットがあるからマジメとして生きていた。


自分の行動の責任なんてとりたくなかった

マジメちゃんとして生きてきたこともそうだけど、つまるところ
自分の行動に対して責任が取れる範囲の行動をしてきた。

責任なんぞ取りたくないものに対して
リスクを冒すことなんてできないのだ。

だってなんのメリットもないじゃないか。

だが、それは同時に可能性を潰すことになっていた。

だから全てにおいて私はそれなりなのだ。

マジメだとか
自分を守ってるとか
体の良いこと言ってるだけで、
本当はただただ怖いのが嫌で
リスクも責任も取りたくなくて、
でも正当化したいだけのズルい女だった。

仕事で人に教えてもらうフリして
答えもらって安心しようとした(この人もこう言ってたから大丈夫)。

少し偉いポジションなんかは単純に楽しくなさそうだけでなく、責任が重すぎてやりたくなかった。

責任なんて取りたくない!!
だって楽だもん!!!
なんかあっても自分のせいにしなくていいもん!

自分の人生の責任は自分が取る

逃げてもいい、楽してもいい。

だけど、それら全て自分に返る。

今の自分と自分の周りをみてごらんよ。

自分の選択してきた結果がみえるでしょ。

私よ、
自分の人生なんだから好きにしたらいい。
だけど、ここぞってときは
逃げないで、一緒に乗り越えようね。

大丈夫、責任は私が取るよ。

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