![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26755078/rectangle_large_type_2_2ea66f11509dd282018aa5945600b5a7.png?width=1200)
Photo by
two_ni_
なぜ電話が怖いのか
コロナの影響で、自宅から電話をかけることが増えた。
今までずっと自分をごまかしてきたけど、実は電話がめちゃくちゃ怖いことに、嫌でも気付いてしまった。
まず、電話をかけるまでの万全な準備が必要。
静かで、周りの人に電話の声が聞かれないような環境を整える。
落ち着く椅子に座って、水を飲んで。
そしていざ電話をかけようとすると、なぜか急にいろんな仕事を思い出す。
いや、別に今じゃなくていいでしょ、と自分をなだめる。
(時々なだめ切れなくて、電話を後回しにする。)
次の段階。電話をかけてから。
どんな相槌打ったらいいか、ずっと悩んでるのに全然解決しない。
もともと言葉で感情を伝えるのが嘘っぽくなるから苦手で、表情でなんとがごまかして過ごしてるけど、何も通用しない。
驚いたり楽しんだり同情したり喜んだりしてるのに。
なのに、全然気付いてもらえてない。
全部が同じ「へぇー」だと思われている、絶対。
そして最後の段階。電話を切るタイミング。
もう大人だから電話が切れなくて長電話になることはない。
電話を切る流れに持っていく手段「他に何かある?」「あとは大丈夫」的な言葉を身につけたし。
だけど、この切り札を出すタイミングにいつも自信がない。
向こうも大人だから、こちらが電話をきりたがっていると気を遣わせてしまう。
無事に電話を切っても、気を遣わせてしまったかな?ともやもやが残る。
お互いに満足度100%でなのでそろそろOKです、とかはっきりわかればいいのに。
コロナの影響で、合法的にひきこもれるようになって、
内向的な人間にとっては幸せなことばっかりって思ってたけど。
zoomだろうと電話だろうとインスタだろうと、コミュニケーションが苦手な人にはどれもぜんぶ辛い。
対面じゃなくたってコミュニケーションであることには変わりない。