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明日もこの部室で会いましょう レビュー

総合評価…星2.6(バグあり3)
BGM…星2.5
グラフィック…星3.5
シナリオ…星1(バグありプレイで2.5)
工口
…星3.5

BGM

前回同様(発売当時の値段として)フルプライスでありながらも 曲数が全15曲(うちインストが2曲)とかなり少ない。とはいえシナリオ面で詳細を書いてはいくが殆どが共通ルートなので作品にはマッチした選曲ではあった。
しかし、音響周りに関しては正直録音環境が酷かったのか進めていくたびにヒロイン達の声の大きさににバラツキがあったり、あるヒロイン等はあまりにも小さすぎてBGMが大きく聞こえたりする場面が多々あった。それに行為シーンでのバックグラウンドボイスのほうが大きいってどういうことだよ(困惑)

グラフィック

グラフィックに関してはキャラ絵が少々発売した年代(発売年は2013年)に関してはやや古臭く感じる絵柄や塗りではあったがエロゲーという点にしては普通より少し上のクオリティで時折と背景のパースが少々狂っていたりヒロインたちが集合するCGでやや作画が崩壊してたり全体的にCGが斜めっていたり(一部例外除く)と少々気になる部分は見受けられた。

シナリオ

シナリオに関しては……。簡潔に述べれば設定の崩壊である。

一応あらすじを簡単に説明すると

夏休みに入る前に生徒会から「来春までになにか部活動で良い成績を残さなければ廃部にするで」というお達しが来たので部活動(カメラ部)に所属する女性部員達(ついで幼馴染)や所属顧問と一致団結して廃部から免れよう!

……という内容ではあったのだが蓋を開けば生徒会からのお達しはあったもの部員は主人公も含み(一人除き)「まあそうなるわなぁ」という受け入れ姿勢で始まり説明文には書かれてた主人公はカメラ部の副部長と書かれてたもの実際は男モブが副部長となっており主人公はただの部員という矛盾が発生するという展開が起きた(しかもその後何事も無かったかのように夏休みへ)。
そしてプロローグを抜けた後はプロローグ時に上記一人除いたメインヒロインの転校生の発破で一応なんとかまあ頑張って廃部は免れよう部活動していこっかという流れとなり攻略していきたいヒロインを追っていくのだがなんともまあその会話の中身も愛のないパロネタや印象もない会話。ましてや説明文に載ってる主人公は女性が苦手という設定はどこに飛んでいったのやら何事もなく会話したり下ネタやセクハラをかましていったりと本当に中身のない会話や一般人でも分かりそうなカメラ知識を披露していったりと本当に何をしたいのかがわからない展開が個別に入るまで延々と続いていく。
途中副部長の先輩から屋上に呼び出されるイベントがあるのだが中身も中身で妄想鍛えろ! とか必要ある? と言いたいイベントがあったり(後述のエロ項目にも書くがホントになんだコレ?)最後には共通終盤に入っては学園シナリオなら避けては通れない合宿イベントではどのヒロインを追っかけていっても何故か先生と(とはいえ先生は泥酔してるが)風呂場で行為おっぱじめたり(とはいえ先生がほぼ逆レのような感じ)と謎が謎を膿むような展開であった。しかも百発百中この行為シーンは避けることが出来ない模様。
そして上記の共通が終わりさて個別に入ろうとしてもフラグを建ててないヒロインを選択したらフラレてそのまま時は飛び主人公ははたまた何故か写真部が存続されたまま自身は部室内で孤立し最期の寮で身投げするというある意味可哀想なBADENDで主人公の報われなさには少々同情を得てしまった。何故かカメラ部は存続してるみたいですけどね
またフラグが建ったヒロインもヒロインサブヒロインはほぼ無条件で(ただし初日から最終日までメインヒロインを追っかけない)個別に入れるが入ったら入ったで即行為とプレイしていた当時としてははてなマークが大量に頭の中で埋め尽くされたことが起こった。しかも共通も共通でサブヒロインほんのちょっとしか出てないからそんなに関わりも強いってわけでも無いので。だがメインヒロインはそのメインヒロインだけを追っかけても必ず強制BADという初見殺し仕様でありある特定の日だけは追わないというある意味某新時代の覚醒者でも覚醒させる気なのかというフラグ管理で少々骨を折ったが個別も個別でサブヒロイン同様とほぼ同じ展開で一体何がしたかったのか本当にワケのわからないシナリオではあった。そもそもシナリオゲーと謳ってるんだからもう少し厚みをだな……←
他にも色々書き連ねたいところだが本当にキリないので最後にヒロインたちとのエピローグを箇条書きに書き連ねてシナリオ面は終わらせてもらう。

読モ転校生(芳佳):付き合って卒業して二年の間、ヒロインの親戚が持ってた山奥に建てた洋館に住み始め裸族生活を送っていたのだが卒業して二年の間、外ではどこぞのゾンビホラーゲーよろしくな某ウイルスによるパンデミックが起きたらしく久々の学園でOBOGの集まりどうしよっかというイチャコラEND多分コレが一番頭おかしいと思います(小並感)

カメラ部部長先輩(あずさ):付き合ってから五年後、何故か主人公はカメラを撮ることを辞め先輩の親が経営してる会社にコネ入社。そして何故か第一子が生まれておりそして撮らなくなった理由もヒロイン以外は撮りたくないというアホらしい理由でついには第二子もご懐妊して喜びあうEND。まあ比較的普通だな。うん。

無口後輩(夏音):付き合って半年後、何故か主人公は卒業して校門の前で人がいるにも関わらずキスしてEND…………ん? 色々と時間軸がおかしいがまあ気にしないでおこう。

ツンデレ幼馴染(頼可):付き合って数年後、ほぼ新婚のような裸族生活で大学とカメラを謳歌してイチャコラEND。サブヒロインだからまあしょうがないか

顧問のせんせー(諒子):告白シーンは無かったが何故か突然数年後に飛んでは何故か結婚した状況となっておりそのまま主人公とデートEND。……?

BAD:上記にも書いたが何故か部は存続したもの部員と馴染めず二年後に飛んで卒業後住んてた寮で身投げEND。悲しいなぁ←

工口

シナリオゲーということもあり突飛して書く部分はないのだがメインヒロイン、そしてサブヒロイン(幼馴染)との行為シーンで必ず一つだけは主人公の妄想なのはどうだろか…………と思った。それと前年大賞作品ほどではないが行為シーンも本番の一回戦だけのシーンな多かったのは個人的うーん……と思った。ただ行為シーンの絵だけは其処まで作画は崩壊されてなかったので抜こうと思えば抜けるかなぁと思う出来だった。

良い点

正直中身に関して褒められる点はキャラ絵だけしかないがそれ以外だと主人公の名前バグで色々とセリフを作ったりと遊べれるネタツールとしては十分な出来だった。それに進行不能とかの重大なバグは無かったのも良かったというかバグ無かったらサブヒロイン攻略後フルスキップしたろかと思うほどやったし←

悪い点

各項目……特にシナリオ面で散々と書き連ねたので此処では特にない

強いて挙げると誤字脱字や設定の崩壊やオリジナル言葉が特に気になったくらい

総評

今作で五つ目のクソゲー大賞作品ではあるが個人的にプレイした中で10年大賞のシナリオを大きく上回る(下回る)シナリオが見つかったとは思わなかった。
ただ、バグとして遊べるネタツールとしては最高の作品だったのでまた暇を見つけたら遊ぼうと……いや、もう十分遊んだな。

おまけ・余談

主人公名前変更バグで当時最後まで遊びながらプレイしたスクショ。むしろこれくらいしなきゃやってられないくらいの作品である

以下攻略記事はこちらから(一応有名なバグのやりかたも備忘録程度に載せてます)