猿人
私たち人類のもっとも古い先輩は、
『猿人』です。
身長は成人でも100〜140cmほどで、
脳容量は400ccほど、
足よりも手が長く、
体毛も濃く、
まだ、類人猿のなごりを多く残しています。
ですが、
彼らは他の類人猿とは
あきらかに違う行動をしていました。。
『二足歩行』です。
二足歩行を始めた理由には諸説あり、
今だに論争が絶えませんが、
中央アフリカで発見された
頭蓋骨を分析すると、
少なくとも700万年前には、
二足歩行で歩いていたことがわかっています。
二足歩行で移動する猿人は、
手(前足)を他の動物よりも
自由に使うことができました。
やがて、
落ちている物を道具にして、
様々なことに使うようになります。
(石を割って角の尖った石を作ったり、
カンタンな道具も作りも始める。)
このように、
私たち人類の祖先は、
二足歩行を始めたことで手先が器用になり、
その後の大繁栄のキッカケをつかんだのでした。
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