ヤベオオツノジカ
40万年ほど前、
ユーラシア大陸で繁栄していた
大型のシカ科の一種が、
当時陸続きであった朝鮮半島から
日本列島へ渡り、
36万年ほど前に独自の進化をしたのが
『ヤベオオツノジカ』です。
ニホンジカの倍以上の大きさで、
大きくてユニークな形をしたツノが特徴です。
ツノはオスにだけ生えていて、
メスへの性的アピールや
オス同士の争いに使われます。
この大きなツノは、
なんと一年に一回生え変わります。
名前の由来になったのは、
東北大学での名誉教授や日本古生物学会の
会長を務めた矢部長克さんです。