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原人

私たちの祖先(猿人)にとって、
森林は、
身を守るためにも
食を得るためにも欠かせない、
とても大切な場所でした。

しかし、
地殻変動の影響で
アフリカを南北に広がる
壮大な山脈ができたことにより、

東アフリカでは乾燥化が始まり、
森林は減少し、
疎林やサバンナが広がってしまいました。。

絶対絶滅となった祖先は、
集団がひとつになることで身を守り、

昔ほど採れなくなった
葉っぱや果実の代わりに、
新たな食となるものを探し始めます。

やがて、
彼らのなかから肉食動物が残した
『肉』に目をつける者があらわれます。

肉は栄養価が高く、
体づくりの素になるタンパク質を
多く含んでいて、

彼らにとって、
最良の食となりました。

自分たちで狩りを
おこなうようにもなります。

この肉食と、
サバンナでの狩猟生活によって、
彼らの体に変化が現れ、
200万年ほど前に猿人から原人へと
進化するのです。

※手より足が長くなり、土踏まずができ、足の親指が前方についた。
※約400ccだった脳容量が、約800ccほどになった。
※手の親指が上部につき、物を扱いやすくなった。
※体毛が薄くなり、汗をかいて体温調節をすることもできるようになった。
※骨格の変化と、脳の成長により、言葉が多彩になった。

火をおこしたり、
打製石器のような簡単な道具も
作るようになりました。

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