ネアンデルタール人(旧人)
ネアンデルタール人は40万年ほど前に
原人から進化した人類で、
旧人という分類に属しています。
ネアンデルタール人の平均身長は、
男性が162cmほど、
女性が152cmほど、
ホモ・サピエンス(新人)よりも
骨が太く、発達した筋肉をもっていました。
彼らは火や衣類、
石器などの道具を使い、
船で地中海を移動し、
さらには、
アクセサリーを身につけ、
絵を描き、
死者に花をたむけたりするなど、
ホモサピエンスと遜色のない創造性が
ありました。
ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は
共通の祖先から枝分かれした関係です。
その為、
容姿や高い知能をもつ所など、
多くの点において似ています。
両者がどのような関係であったのか
わかりませんが、
長い期間を同じ生息域で暮らし、
子孫を残しています。
その遺伝子は脈々と受け継がれ、
現在、多くの人々の遺伝情報の1〜5%が
ネアンデルタール人由来のものです。
頑丈な体と高度な知能を兼ね備え、
ヨーロッパから中央アジアにかけて繁栄した
ネアンデルタール人ですが、
4〜3万年ほど間を境に
彼らの形跡は途絶えてしまいました。。