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[ KIW Workplace locations vol,01 ] JR日田駅舎2Fに誕生。 学ぶ・働く・泊まる交流拠点「STAY+CAFÉ ENTO」 Interview

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「はたらくをオフィスから解放する」をコンセプトに、九州全域に分散型ワークプレイスのシェアリング事業を展開する九州アイランドワーク(KIW)。 こちらのnoteでは、KIWの直営・提携ワークプレイスの魅力についてお届けします。 第一弾は、大分県の日田市にオープンした「ENTO」さんをご紹介します!

大分県第一号拠点はJR日田駅に!

大分県の北西部、福岡県・熊本県との県境に位置する日田市。 その中心部にあるJR日田駅舎2Fに、2020年3月20日、ゲストハウス、カフェ&バー、KIWと連携したコワーキングスペースを備えたまちの交流拠点「STAY+CAFÉ ENTO(エント)」がオープン。大分県初となるKIWの提携ワークプレイスとなりました。

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開放的な空間で過ぎ行く電車を眺めながらお茶をしたり、電車の待ち時間に仕事をしたり。日田市の中心地に生まれた新しいスペースです。 そんな「ENTO」を営んでいるのは、日田市で若者の人材育成に取り組む「NINAU」の代表も務める岡野涼子さんです。 

今回、岡野さんに新しい交流拠点「ENTO」オープンに至るきっかけや、日田市で“働く”こと、KIWとの連携を決めた経緯などについても伺ってきました。

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遊休物件を活用した交流施設

「ENTO」オープンのきっかけは、日田市が2017年に行なった遊休不動産や空き家、空き店舗をリノベーションし、そこで事業を行う人材を育てるためのプロジェクト「ひたReデザインプログラム」でした。
 そしてそのプログラムでリノベーションの対象物件となった数カ所のうちの一つが、JR日田駅舎2Fの「ENTO」の場所だったのです。

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JR日田駅舎2Fは、日田市がJRから賃貸し、それをプロポーザルで選定された民間に貸し出すというスキーム。 
日田市は公募にあたり、「駅周辺に居住する方や訪れる方のリビング」、「日田の玄関口として情報が得られる場所」、「多種多様な方が交流し情報が発信される場所」といった活用を想定し、簡易宿泊所を備えていることと、駅前広場及び駅舎の利活用を条件としていました。

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北九州で開催された「リノベーションスクール」に参加するなど、以前から公民連携のまちづくりに興味があったこと、また人材育成事業を通じて中高生たちと交流する中で学生たちの「どうせこの街は変わらない」という言葉にショックを受けた岡野さんは、プロポーザルへの応募を決意。

「公民連携をしたいという思いに加えて、これから利用者が減り、地方で廃れていくと言われている駅という場所に、幾つかの機能をプラスした複合施設が生まれたら、街がどんな風に変化していくのかを見たいと思ったんです」。

そうして岡野さんは2019年「遠い未来のために今できること」をコンセプトに掲げる「ENTO」を立ち上げ、2020年3月に「STAY+CAFÉ ENTO」をオープンしました。

地方で学び、そして働く場を。

「ENTOは学びの場です」。

日田市内には大学や専門学校がないため、高校卒業後は県外に出ていく学生がほとんど。日田市の立地的にも福岡県との県境ということもあり、市内に残る学生は10分の1ほどだと言います。

なぜ若者が外に出ていくのか。
 「地方には学びたいことを学べる場がないため、刺激がない。知的欲求を満たし、働き方や働く場所を提供する場が必要」 と考えた岡野さんは、それらを満たす場を「ENTO」で担おうと考えています。  
オープンしてから「ENTO」では、移住促進事業のイベントや、地域おこし協力隊のコミュニティの場としても提供。 今後は学びの場として様々なイベントや多くの人との交流を生む仕掛けを考えているそうです。

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九州を繋ぐ拠点の一つとして。

大分県内第一号のKIW連携ワークプレイスとなった「ENTO」。岡野さんはKIWが目指す“旅しながら働く”というスタイルが日田にとって有益だと話します。  
「日田市は立地的に福岡が近いので、福岡とどう付き合っていくかが要になっていく場所です。そういう意味で“ONE KYUSHU”という概念がとても面白いと思いました。九州全域でコワーキングを繋ぎ、旅をしながら働くという考え方は日田市にはとても有益だと思っています」。

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カフェスペースでお茶をしながら作業ができるのはもちろんですが、もっと集中して作業したいという方のために、宿泊スペースの一区画をドロップインのワークスペースとして使用可能。 また予約制のワークスペースはプロジェクターやスクリーンの設備もあるので、研修や会議などにも利用できる空間となっています。

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「私はいろんな場所へ出向くことで、そこでまた新たなビジネスの可能性が広がると思っていますし、アフターコロナの世界ではリモートワークが加速すると感じているので、KIWの取り組みが注目を集めていくと感じています。ただ個人が旅をしながら働くのはスキルや人脈が必要になるため浸透させるのは難しいと思っているので、会社単位で推奨していくという取り組みもしてみたいですね」。

地方が抱える問題の一つである“学び”に焦点を当てた取り組みを行う「ENTO」。人々が行き交う駅という場所で、様々な知識や技術が同居するスペースは、刺激と発見があり、イノベーションを育む場として期待できます。 

【STAY+CAFE ENTO】 
所:大分県日田市元町 11−1(JR日田駅2F)
営:カフェ11:00〜23:00  、コワーキング10:00〜14:00(料金1時間300円)
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、6月4日(木)まで休業。
カフェの営業時間は当面21時まで。
休:水曜 

編集後記

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取材時、日田駅前で迎えてくれたのは、木からニョキッと生えた「進撃の巨人」 の頭・・・!
「進撃の巨人」の作者が日田市出身であることから日田のまちおこしの一環として駅前にはタペストリーやパネルなどが展示されていました。 しかもこの巨人さんの頭は夜になるとライトアップされるそうで、なかなかシュール・・・ですよね。
もはや日田の守り神のような存在になっている巨人さんには、この際新型ウイルスを駆逐していただいて。 平穏な日常が訪れた際には、巨人が待つ要塞を抜け、「ENTO」さんへ遊びに出かけてみてください。
 カフェは23時まで(5月15日現在は21時まで)利用でき、また宿泊もできるので、電車の乗り換え時間やすきま時間の活用はもちろん、乗り過ごして帰れない!なんて時にも安心です(笑)。 
 

ENTOさんのコワーキングスペースを利用する際はKIWアプリをご利用ください。

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iPhone↓
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Android↓
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