自分だけの蜜を求めて。
可愛い。愛おしい。ずっと一緒にいたい。。。
そんな言葉は薄っぺらい。
笑顔の仮面をつけ、息をするように嘘を吐く人を私は知っている。
若ければ若いほど、その罠は魅力的で、自分の中の抑止力なんてハナ
パートナーとはいつの間にかスキンシップも無くなった。いや、自ら取らなくなった。
若い頃に没頭し、活気も魅力もあった彼はどこへいってしまったのだろう。
今も丸まったその背中に、昔の影を探している。
・・甘い蜜はそんな時に注がれる。
ほんの少し今の自分を肯定されようものなら。
蜜は自分の中を満たし、溢れ、、そして尽きる。
甘い蜜を求めて放浪する。
いつになったら満たされるのか。
永遠に注がれる自分だけの蜜を探して。