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またSociety of Illustrators年鑑コンペの時期になったので審査したときのことなど

表題の通りですが、今回は数年前に審査をしたSociety of Illustratorsの年鑑コンペティションのことについて少し書いておきたいと思います。審査方法も変わっていくことはあると思いますので、今年も全く同じかというと、それはわからないのですが、応募する人がいたら参考になれば幸いです。応募は下記サイトから。

アメリカのイラストレーションの年鑑コンペの審査員は、今までに3x3、Communication Arts、New York ADCと経験してきました。3x3はだいぶ前からオンライン審査だったのですが、Communication ArtsとNew York ADCは数年前からオンラインになったと思います。ADCのほうは明確にコロナの影響でオンライン化されたようです。

そしてこのときのSociety of Illustrators。こちらもコロナでオンラインになりました。というわけで、遠い日本に住む僕のような人間にも声がかかったのだと思います。この頃はBlack Lives Matterの件もあって、審査員の人種も多様でした。

ちなみにアメリカのこのような審査員は名誉職なので報酬はありません。

僕が参加させてもらったのは、Society of Illustratorsのエディトリアルカテゴリーで、審査員は9人でした。

これまでやってきた他のコンペの審査は、全て投票による一次審査の後に、また投票で二次審査をして入選作品を決め、メダルやキューブなどの賞がある場合は、たいてい投票数の多い順にある程度自動的に決まっていました。ADCは投票ではあるものの、点数と推薦があったと思います。なので、審査員同士が顔を合わせる機会はありませんでした。現在のADCの審査は最後にオンラインでディスカッションがあるようです。

しかし、Society of Illustratorsの方法はそのようにはなっておらず、入選作品は一次審査でだけで決まります。9人のうち5人以上がYesに投票すると入選とのことでした。

僕は日本のイラストレーターは入選はもとよりメダルを取れる可能性もけっこう高いのではないかと思っています。

それはなぜか。

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