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Ronnie del Carmenのアニメーション講座

だいぶ前のことになりますが、トンコハウス主催のRonnie del Carmenのアニメーション講座に行ったときのことを書きます。

堤大介さんはホントに凄いなあ。作品が凄いのは当然のこと、特にあのプロデュース力というか組織力は僕のような一介のフリーランスイラストレーターには全く存在しない才能で、とにかく尊敬します。

有料の講座だったので詳細に内容を書くのはどうかと思いますが、有料記事なのである程度大丈夫でしょう。

といっても実は僕が考えていたような、具体的な手法を公開するようなものではなかったです。

トンコハウスの講座はRobert KondoとChris Sasakiによるものが先行してあって、そちらは絵に重心が置かれたもので、コンセプトアートやイラストレーションを志す人が多数参加されたと思います。

僕はむしろ絵のほうよりもピクサーのお話づくりに興味があったので、ストーリー・テリングの講座であるRonnie del Carmenの話を聴きに行ったというわけです。

そう、それでお話づくりはどうやって進めるのだろうと、そのやり方が聴けるのを期待して行ったのですが、実際はその理論とかじゃなく、感情が大事だよという、そんな話でした。

頭で考えるのではなく、自分の感情を大事にしてね。とRonnieは何故かBruce Leeみたいなことを言ってました。

まさに、Don't think, feel.です。

これが講座のすべてと言っも過言ではないくらいに核となる話でした。こんなこと言われてもわからないかもしれませんが、要は自分が今まで生きてきて、何をどう感じて、どういう記憶があるのか。その感情こそがストーリー・テリングであると。

何を作るにしても、自分自身のストーリーが必ず入ってくる。ストーリーは人間の経験の基本である。とのことです。

彼がどのように自分の経験をストーリーに活かしたかという具体例として、インサイド・ヘッドやニモの場面が動画で紹介されました。

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