チキュウズィン・キャラクター紹介

『チキュウズィン』は地球温暖化の議論とともにどこからともなくやって来たチキュウズィンが、宇宙に存在する数々の問題を鮮やかに解決、は全くせずに日常のふとした疑問を形にするだけというナンセンスマンガです。


ではキャラクターを紹介します。

●チキュウズィン　Earthling
このマンガの主人公。一目見れば火を見るより明らかですが、彼は地球が擬人化したものであるため、基本的にお人好しでマヌケな憎めない存在です。やや頭でっかちなところがあり、地球人はこの世にただ一人、チキュウズィンだけであり、それ以外の人間は全て宇宙人であるというのが持論。東京都練馬区出身。

●地球にやさしい人　Earth Hugger
チキュウズィンに次いで最も登場回数が多く、とにかく地球にやさしい人なんです。見ればわかります。趣味は地球にやさしくすることです。どこからともなく現れ、地球にやさしくするためには手段を選びません。どれだけ地球にやさしいかわかるというものです。九州出身。

●茶柱　Tea Stalk
チキュウズィンの友達。一目見れば手に取るように明らかですが、彼は茶柱が擬人化したものであるため、基本的にお人好しでマヌケな憎めない存在です。彼が立つと何か良いことが起こると言われています。チキュウズィンとは船橋ポンピドゥーセンターで会うことが多いです。

●人間植物　Human Plant
人間のように血の通った植物です。ただし、血の色は透明であって赤くはないのですが、感情もあるし、喋るし、よく動きます。ところが、好むと好まざるとに関わらずあっという間に食べられる存在です。そのせいかわかりませんが、いつも急いでいます。まずまずの味と言われています。

●ムダゲ　Hairy Tail
全身むだ毛で出来ている人物です。チキュウズィンの知り合いで、得意技にデジャヴがあります。シャンプーとリンスが好きでよく風呂に入り、一日最低五回は海草類を食べます。むだ毛のお手入れには余念のない人物です。もしむだ毛を全て抜いてしまうと、存在が無くなってしまうという噂です。

●イラストレーター　Illustrator
挿絵や装画、広告に使用されるビジュアルなどを依頼されて描く人です。依頼者の注文に合わせて描くという仕事の性格上、必ずしも自分の自由に絵が描けるわけではありませんが、そのかわりこのイラストレーターは、依頼されればこの宇宙に描けないものは存在しないという凄腕の持ち主です。実際、他の星からもイラストレーションの依頼が来ました。

●パカセ　Dr. Yes
地球上での人間どもの生活を便利にするため、いろいろなモノを発明している人物。今まで歴史的に重要かつ画期的な発明をたびたびしているはずなのですが、それらはほとんど人々の記憶には残っていません。にも拘らず、知らず知らずのうちにいつの間にか便利な世の中になっているという驚くべき才能の持ち主なのです。

●埃の精　Dust Angel
通称ダストエンジェル。埃とともに現れて、三つの願いを叶えさせてくれます。いつかあなたのところにも現れるといいですよね。実はもうすでに現れていた可能性が高いですけれど。

●透明犬　Invisible Dog
透明犬とは言うものの、実は透明ではなく、不可視な犬のことです。驚いたことに聞こえはするものの、鳴き声も不可視で見ることができません。おすわりとお手は当然できるし、喜ぶと尻尾を振ります。

●陽子　Yoko
チキュウズィンの幼なじみです。チキュウズィンの他に中性子とも幼なじみで、いっしょに原子核を構成する素粒子であることが名前の由来です。質量は電子の約1836倍、持ち物は正電荷です。また、電気量が電子数と等しいことも名前の由来です。

●道路　Road
調子に乗った道です。

●アナウンサー　Newscaster
人間嫌いですが正確な仕事をします。

●パースーマン　Passman
スーパーマンの逆のことをするのでパースーマンです。

●ボブ二世　Bob II
ある国の要人ですが、極めて役に立たない人物。