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おすすめ読切マンガ5選+α(2024年4月前半)

毎日何かしらの読切マンガが雑誌やweb、アプリなどで大量に世に発表されて読み切れないと思うので、忙しいひとのために話題になった読切や個人的に響いた読切をピックアップ!今回はジャンプ+が多くなっちゃいました。
3月のまとめはこちら。

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1. 『気に食わない女の話。』齋ソウ太

(少年ジャンプ+掲載、2024年4月12日)

老人ホームで生活する冬子は、無愛想なスタッフの犬塚といつも言い合いに。そんな冬子にとって、近所の少女・わーちゃんと料理をする時間が唯一の癒しだった。しかし、幸せな時間は突然に終わりを迎え…

少年ジャンプ+

めっちゃ良くて泣いちゃいました。
「最近ムカつく女がいる」から始まる二人の話。
温かさが染みて、心揺さぶられました。
粋な仕掛け、といっていいのか同時に失われゆくものの切なさにも繋がりますが、読み返したくなる素敵な話でした。


2. 『ハブ・ア・バッドメモリー』柳葉とと

(となりのヤングジャンプ掲載、2024年4月12日)

病院で血まみれで会ったのは、いつもすれ違う女の子。傷痕はいつか消えちゃうけれど、消したくないものもあるみたい。

となりのヤングジャンプ

めちゃくちゃよかったです…。これまた涙腺にきました。
お互い病院で血まみれで出会ったのは、いつも同じ教習所ですれ違う同い年の男女。それぞれが胸に抱えるもの、傷跡、いずれ消えるもの、消えてほしくないもの。他人には見せない心と身体に傷を持つ二人が寄り添い祈るような読切で大好きでした。こういう傷跡の塞ぎ方もあるんですね。
絵もめっっちゃ好きです!
上の読切『気に食わない女の話。』と同日に更新された偶然にもグッときます。


3. 『豪雨を待つ』えさしか

第5回トーチ漫画賞〈準大賞〉受賞作
(トーチweb掲載、2024年4月10日)

クラスメイトに告白するチャンスを探している女子高生、運頼みで生きてきたガンマン、漂流中のクルーザー、日照りに苦しむアフリカの民…誰もが豪雨を待っていた。
同じ願いのもと、混じり合う果ての物語は誰のものなのか。

トーチweb

すごい。としか言いようがなかったです!
それぞれの人物、関係、行動を進めるために待つ豪雨。
読み進めていくと混乱すると同時に漫画的快楽があり、ヒトと物語の原点について考えさせられました。


4. 『あなたはジーニアス』品川一

(少年ジャンプ+掲載、2024年4月7日)

日本領・マゴニア島。ここでは、梨木博士が生んだ人工生物・キメラが生息している。禁忌の研究の果てに博士が出した答えとは――。

少年ジャンプ+

面白かったー!!人の争いと限りない欲、人間とは何か。
人間の業に迫る思考実験のような素晴らしい読切でした!
すべての記憶、感情を共有できれば争いはなくなるんじゃないか、っていう考えには個人的にはかなり同意で、そのため日常的に説明しすぎてしまうことがあったりして反省したり逆に説明しなさすぎて伝わらなかったり、難しいなと感じる部分です。


5. 『3つの願い』サクラミナト

(少年ジャンプ+掲載、2024年4月10日)

天才投資家で、世界有数の富豪のギルバート氏は、「どんな願いでも3つだけ叶える」という伝説のアイテム、「悪魔の首」を手に入れた。彼が願った、衝撃の願いとは――……!?

少年ジャンプ+

面白かったです!笑いました!いいコメディ!
「富豪の3つの願い事」大喜利としてシンプルに面白く、ディテールの細かさかつ詰めの甘さの可愛げや漫画あるあるもあり、「悪魔の首」とのセリフの掛け合いも楽しく、奥深さもありつつ意外性もあって最後までずっと楽しかったです。



他にもよかった読切あったのでぜひ読んでみてください!

・『灘上団地』とこみち

(MAGCOMI掲載、2024年4月10日)

姉妹ふたりの朝の登校風景。ただそれだけ。なのに、何の変哲もない光景が、どこか変――。

MAGCOMI

面白い10ページ読切!
姉妹ふたりの登校風景は日常が非日常で…。
普通に流せるテンションになるまで繰り返されてきたことなのか、こんな危険と隣り合わせの団地は嫌だ…。

・『つまらない』Sal Jiang

(サンデーうぇぶり掲載、2024年4月8日)

サンデーバトル8 第45回 読切テーマ:怒り

サンデーうぇぶり

たった8pで逆に仲の良さが際立つ描き方されていてとても面白かったです。

・『不幸TVショー』丹羽庭

(週刊ビッグコミックスピリッツ2024年19号掲載、2024年4月8日)

『トクサツガガガ』丹羽庭先生の読切。まさかのブラックな作品でした。

・『それを青春と呼ぶならば』大川カズヒコ

(少年ジャンプ+掲載、2024年4月2日)

陸上部に所属する2年生・泉純一は生粋の体幹の持ち主。人一倍ストイックにトレーニングを重ねる彼だが、それには青春な動機があって…!

少年ジャンプ+

体幹を鍛え上げることに青春を捧げた男の至福のひとときに懸ける変態的な想い。
生命力ほとばしっててよかったです。
そしてそこに至る正当な理由があるんかい。


・『向かいの学校でデスゲームやってるっぽい』タカモリ

(少年ジャンプ+掲載、2024年4月6日)

警察にかかってきた一本の110番。それは「向かいの学校でデスゲームをやっているらしい。」という内容で――!?デスゲームの外側に迫るスクールドラマ!

少年ジャンプ+

学校の向かいの家から「デスゲーム」を目撃して通報から始まる話。
タイトルと導入でギャグ漫画か!?って思ったら違ったけど、新たなデスゲームの視点でよかったです!

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