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おすすめ読切マンガ5選+α(2024年6月後半)
どうも、マンガ大好き芸人の吉川きっちょむです!
よろしくおねがいしマンガ!
毎日何かしらの読切マンガが雑誌やweb、アプリなどで大量に世に発表されて読み切れないと思うので、忙しいひとのために話題になった読切や個人的に響いた読切をピックアップ!
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おすすめ読切マンガ5選
1. 『50 YEARS LATER』石塚真一/story NUMBER 8
(ビッグコミックオリジナル2024年13号掲載、2024年6月20日)
ある朝、空から降りそそぐ陽光と共に、その電話は男に降ってきた……
未来からの声は何を語るのか。『BLUE GIANT』の石塚真一氏&NUMBER8氏が贈る新作SF読切!!
まだ見ぬ悲しみと幸福を確信してめっちゃくちゃよかったです…!!
朝を迎えた平凡なサラリーマンの元にかかってきた電話は、にわかには信じられない内容で…。
グッときました…。SF×ヒューマンドラマってたまらないんですよね。今回の話はSFだけど会話劇が中心となっていて、ある意味何も起こらないんですけど、心の中では確実に何かは変わっていることはあって、だからこそ強固に変わらないことを期待するような良さがあってたまらなかったです。
個人的には2017年公開の僕が大好きなあのSF映画を少し思い出しました。観てなければぜひ観てほしいけど、タイトル出せば多少察してしまう人がいるかもしれないので伏せておきます。
そのうち「世にも奇妙な物語」で映像化しそうだなと思ったりもしました。
2. 『あおげばとおとしいととしつき』奥田亜紀子
(『キーホルダー』第1号掲載、2024年6月8日?)
私も24ページの漫画で参加してる漫画誌キーホルダーの初回の作家さんたちで合同展です。
— 奥田亜紀子 (@akikookuda6) June 8, 2024
原稿やラフ、描き下ろしイラストなどが展示されます。
グッズステッカーやアクキー、ブックカバーなど再販いたします。
🐦(わたし以外)ほんと豪華な作家陣なので雑誌の方も合わせてチェックしてみてください。 pic.twitter.com/4ABIriQ6q1
『ぷらせぼくらぶ』『心臓』などの奥田亜紀子先生の新作読切。今回のテーマが「本」の合同誌『キーホルダー』第1号に寄稿された読切作品。
数年ぶりに会った大人の女性二人。柊さんと遠嶋さんは高校時代からの付き合いだ。
当時、中学時代の友人を介して知り合った小説が趣味な二人は、帰り際にお互いもっと話したいと思い、その日のうちに意気投合。そんな頃から何年も経って、お互い結婚もして、子供も出来たり。
互いの事情に気を遣い合いながらも、それでも散歩しながら出逢った頃のように楽しく話す二人。この二人がいればいつでもあの頃には戻れるけど、当然周囲の環境も変わってるから終わりもあり、現実に引き戻される。
あの頃もよかったし、お互いいろいろ変わったいまもいいんじゃない?と思わせてくれる素晴らしい読切でした。
やっぱり僕は奥田亜紀子先生に絶大な信頼を寄せているみたいで、今回も間違いなかった。大好きです。時間の経過や気持ちの拠り所、ここで起きていないこと、心の繊細で深いところまで描いていて最高でした。
大阪在住だったら『キーホルダー』展に行きたかったな。
7/15までやってるとのことなので、行ける方はぜひ。
3. 『先生のクモのイト』小骨トモ
(webアクション掲載、2024年6月28日)
母親から抑圧されて育った女性教師が恋に落ちる。その相手は、許されざる相手だった。「この先どんな罰をうけてもいい……」。
単行本『それでも天使のままで』に先行収録された読切の一つです。
前の短編集『神様お願い』が「優しい自慰行為」のような作品でしたが、今回のテーマは「恋」。といっても、小骨トモ先生が描くとこうなる、という心がぐちゃぐちゃになるような恋模様が全体を通してあってとてもよかったです。
『先生のクモのイト』は、いたたまれなくなるくらい母親によって先回りされて自由な選択肢を潰されている女性教師が描かれていて、苦しいです。恋も性もせずに老いる恐怖と、そこに垂れてきたクモのイト。
そして、下に載せた読切『あの嫌いなバンドはネットのおもちゃ』に繋がるわけですが、収録順は『あの嫌いな~』→『先生のクモのイト』なのもまたいいですね。
先生を手に入れた(0/14) pic.twitter.com/lZ7qDq3g6Y
— 小骨トモ Tomo_Kobone (@Kobone_Tomo) July 5, 2024
4. 『ノサバリボッコ』ミヨカワ将
(少年ジャンプ+掲載、2024年6月29日)
ある小学校に赴任した教師・呑野まりえ。荒れたクラスの指導にてこずる彼女だったが、一部の生徒たちの異変から、学校に潜む怪異の存在に気付き...『山羊座の友人』『屍人荘の殺人』のミヨカワ将最新作!
小学校ホラー読切。
小学校で静かに起きつつある怪異を新しく赴任した教師の目線で描く読切。
絵が上手いので、現実寄りに共感しながら読めて少しずつ広がっていく薄気味悪い状況、お経を常に聞いてる謎の少年、悪いこと言ってるわけじゃないけど嫌な感じの学年主任をひしひしと感じられていいですね。少年漫画らしく後半でわーっと盛り上がって爽やかなラストでとてもよかったです!
小学校が舞台のホラー・パニック系の作品って、子どもにしか見えなかったり、わりと大人が蚊帳の外だったり危険を知らせても取り合ってくれず頼りにならない存在で、気付いた子ども同士だけでなんとか対処しようっていうジュヴナイル感のある作品が多いなかで、大人がしっかりめに絡んでくる、むしろ中心にいるというのは新鮮でした。
5. 『甲化人間』ハヤシロウ
(ヤンマガWeb掲載、2024年6月20日)
「お前も学校出たら甲化するんだぞ」──脳を機械の器に移し替え、第二の人生を謳歌する“甲化”。周りがどんどん甲化していく一方、女子高生のマコトはどうしてもその状況を受け入れられずにいた。
めっちゃ面白かった!人とは一体何をもって人なのか。
これ連載コンペ用の第1話だから連載化されるかどうか分からないのか〜
と思っていたら、
『#邪神の弁当屋さん』と『#甲化人間』、連載決定しました〜!!🎊
— ヤングマガジン白木@『レベリオン』1巻&『満州アヘンスクワッド』17巻、発売中!! (@ym_shiraki) July 1, 2024
いいねしてくださった皆様、本当にありがとうございます!🙇♂️
邪神の弁当屋さんは早くも2話ネームが進行中!冒頭ページをチラ見せします。10月にコミックDAYSにて連載開始予定です!✨ pic.twitter.com/avRML8DdqC
連載決定だそうで!どう続けていくか気になる!
上の5つ以外の読切作品
他にもよかった読切あったのでぜひ読んでみてください!
・『アンミックス』当麻ゆいこ
(フラコミ掲載、2024年6月28日)
昨年発売された短編集『アンミックス 当麻ゆいこよみきり集』に収録されている読切の一つなんですが、今回初めて読んで面白かったです!
ざっくり言うと、双子の姉妹が異星人に狙われるという話です。
短編集の中の『雨上がりのピィちゃん』は『アンミッックス』と話がつながってて、双子と拾ってきた宇宙のかわいいクリーチャーの話でめちゃくちゃよかったです。
・『初めての殺人』井上宗
(ビッコミ掲載、2024年6月19日/ビッグコミックオリジナル2024年17号掲載、2024年7月5日)
【第94回新人コミック大賞 佳作受賞作品】
誰でも銃を持ち歩いてる日常を暮らす高校生男子が転校生の女の子にひとめぼれするが…。
絵も上手いし構図も凝ってるし、話も展開があってすごく魅力的でした!
この作者さんの他の作品も早く読んでみたい!って思いました。
・『ぼんのーは東へ向かう』もちゃんそのもの
(となりのヤングジャンプ掲載、2024年6月24日)
【COMITIA148「4時間スピード漫画賞」準大賞】
男女3人で予定していた年越し鍋だったが、遅れていた男に彼女ができて来れなくなり、告白しようとしていたこの場は最悪の空気になり…。
そう多くないページ数に心が揺れ動く展開が多く入っていて読んでいてとても楽しかったです。オチも好きです。
・『慈悲灯』乙原おきと
(ビッグコミックスペリオール2024年14号掲載、2024年6月28日)
【第11回ヤングスペリオール新人賞 審査員賞受賞作品】
とある僧の死の間際、菩薩の使いとしてやってきた「慈悲灯」。かつての業に向き合うべく、知識の提供に特化した存在「慈悲灯」と最期のときを過ごすことになるが…。
要は、現在でいう質問したらなんでも答えてくれるAIのような「慈悲灯」がとてもよかったです。
・『君がいないと毎日は生きれない』壽久
(ビッコミ掲載、2024年6月19日)
【第94回新人コミック大賞 大賞受賞作品】
仕事漬けの毎日で愚痴ばかり書いていたSNSで出会った人と会ったら、同じどん底の目線を共有できる相手で友人として関係が続いていく、とてもいい話でした!闇を感じるシーンの画面の黒さがいいですね。
・『熊野ねるかはヒーローが気に食わない』片瀬光吾
(月刊!スピリッツ2024年8月号掲載、2024年6月27日)
侵略者とヒーローたちの戦いが終結した1週間後、再開した学校に転校生がやってきたが彼女はこの戦いを終わらせた英雄の一人で…。
喪失と再生の話。
女の子可愛いし安定感すごいし見開きよかったです。
・『ギャルグラビティ』仲海人
(少年ジャンプ+掲載、2024年6月20日)
2XXX年の修学旅行は――宇宙☆だけどウチら…宇宙で迷子になっちゃった!?律山さんと鍋ちゃんの奇想天外なコズミックギャルコメディ開幕!
助かりそうもない危機的状況でまったり日常トークで友情を深めていくところからのラストがとてもよかったです。
・『雪女は真昼を歩く』佐藤さつき
(ビッグコミック2024年13号掲載、2024年6月25日)
人間として社会を生きる一人の雪女の日常。
妖怪であることをコンプレックスや生きづらさとして抱えて生きるのか、他人には無い大切な個性として生きるのか。
マスコットキャラ的な猫又や同僚、豆腐小僧とのコミカルなやりとりを経て見えてくるものがあってよかったです。
・『TOO YOUNG TO CINEMA!』難波誠、
(となりのヤングジャンプ掲載、2024年6月19日)
『映画を撮るぞ』 孤独な映像編集作業を、だからこそ愛する高校生・高羽。 そんな彼を監督に強制抜擢した映画研究部部長・大田。 陰気な少年と過激な少女が出逢って作る、情熱的B級映画の行く末は!?
アツくて青くて好きでした。
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個人的なニュースですが!
「朝日中高生新聞」でのマンガ紹介連載が4月から始まりました!
『マンガ大好き芸人 吉川きっちょむの読んでアオハる!』
【✨読んでアオハる!✨】#朝日中高生新聞 にて、中高生向けに漫画を紹介する連載!
— 吉川きっちょむ┋マンガ大好き芸人 (@kittyomz) June 19, 2024
今回ご紹介したのは…
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📚『#いやはや熱海くん』
著:#田沼朝
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6/16(日)に出てるので、ぜひ見つけて読んでみてくださいね!
↓第1回『#ふつうの軽音部』webで公開中 https://t.co/hozwGlKsTU pic.twitter.com/PvuPWneWaB
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