琥珀の中の夢 -『ヒッチコックとストーリーボード』の魅力
何かの作品が好きな人なら、その「メイキング」も集めたくなるのは、よくあることでしょう。名盤のアウトテイクやレア音源満載の記念盤や、名画の下絵になったスケッチ、アイドルのライブの舞台裏映像まで、魅惑が生まれる過程を知りたいという欲望は尽きないものです。
先ごろフィルムアート社から翻訳が出た『ヒッチコックとストーリーボード』は、サスペンス映画の巨匠の制作過程を見られるだけでなく、映画そのものの「生」の状態まで見ている感覚を味わえる、素晴らしい本です。
ストーリーボー