【短編小説】『頭の付箋紙(メモ)』(歌詞風オリジナル)
付箋紙オッケー?!
さあいくよ!
鳴り響くアラーム 手探りで止めて
眠い目擦って慌てて止める 起きたの偉すぎ
付箋紙の1番 完了のチェック
レンジに冷たいご飯を任せて
ポットがパチンてお湯のお知らせ
2番の朝食完璧じゃない?
なかなか慣れないスーツを着たら
鏡の前でコスメと格闘
上横下から要チェック
3番おしまいよしよし順調!
大好きな曲をお供にテンション上げつつ揺られてく
今日の付箋紙はマルが続いてる
うんうん頷いた視線の先には…あれっお弁当はどこいった?
大変!冷蔵庫の中のまんまだわ
しょうがないから晩御飯にリスケさせて
4番は二重線を引いて→(矢印)夕飯
大丈夫、夜の余裕が生まれたよやったね
午前の会議をなんとかこなして
お昼のチャイムがどこかで聞こえた
5番のチェックと主張するお腹に手を当てる
イレギュラーな6番はお安めおにぎり
昨日のランチが楽しかったから暫く控えめ
美味しいパスタランチはまた今度
デスクに戻ったらちょっと待って急な外出
大丈夫大丈夫落ち着いて行こう
7番割り込み付箋紙足りる?
8番残業おかしいな
先輩に質問 後輩に声掛け
終わって駆け足 止まってる電車に滑りこむ
いつもより一時間遅いけどまあいいでしょう
9番もう少しで付箋紙がおしまい
晩御飯はもうあったからチンしてすぐに美味しい幸せ
これは満点でもいいんじゃない?
そうだったお風呂に入ってスッキリしなくちゃ
えーいと体を動かしてお風呂あがりまでを9番でひとまとめ
ふとんの中で付箋紙(あたま)のチェック
468が予想外 でも他はハナマル
いいんじゃない?
100点とれたら完璧だけど そんなのむしろつまんない
色々あっての70点は とってもとっても素敵な結果
今日の私も偉かった
あとは好きな事をする時間
毎日10番はとっておき
これがあるから頑張れる
付箋紙(あたま)のチェックは大変だけど
ここでリセットおしまいだー!
今日は完了
お疲れ様っ!