滝行に導かれた話し
先日と友人と奈良の有名なお山さんに行きました。
ケーブルカーに乗り途中の駅には、大きなお寺があり、その周辺にはレトロな雰囲気が漂う観光場所があります。
その日は、そのレトロな観光街のお洒落なカフェを楽しんだり、自然を感じたりしながら、1日過ごす予定だったのですが、何かに導かれるように、滝行をすることになるのでした。
私たちは、ワクワクしながら観光場所に降り立ったのですが、その日は何故か全てのお店が臨時休業になっていました。
どこに行っても、お店がやってなくて、お互い朝ごはんも殆ど食べていなかったので、断食状態、、、
とりあえず、大きなお寺があったので、そこだけ見て、移動しようと話していました。
人が少ない不思議な雰囲気のお寺をお参りして、
さあ帰ろうと思ったら、『◯◯の滝』という標識を見つけました。
なんだか楽しそうだったので、私たちは滝の標識を見ながら、細い道を行きました。
その道は、誰が管理しているのかわからないような異様な雰囲気の仏様が沢山おられて、廃墟がズラリと立ち並んでいました。
冒険心に従い、少し躊躇しながらも、辿り着いたその滝は、私たちが想像していたものとは全く違い、がちの滝行の場だったのです。
人気のない修行場を見て、
さあ帰ろうと思ったら、社務所みたいな所から出てきた方に声をかけられました。
どうやら社務所の中に、仏様がいるとのことだったので、私たちはお参りさせてもらうことになりました。
お参りをして、さあ帰ろうと思ったら、次は今から滝行をするというご夫婦が現れて、声をかけられました。
話が長くなるので、飛ばしますが、
あれよあれよと私たちは行衣に着替えて、そのご夫婦に先導され、がちの滝行をすることとなるのです。
水は驚くほど、冷たく激しく、ふと我に変えると、びっくりするほど震えました。
集中すると、また無心になれて、終わった後は、何かの毒が抜けたような感覚になりました。
後々話しを聞くと、
そのご夫婦も、私たちと一緒で、予期せぬタイミングで滝行をして、ハマって今に至るそうな、、、
不思議な出会いでした。
またいってみたいな。