今更プレイ。“裏FF7”と呼ばれる未完の名作『ゼノギアス』/井上悠介
こんにちは。耳に塗る軟膏を一か八か激しく荒れた唇に塗ってみたら物凄く綺麗になった井上です。キッスも出来やしねえと思い悩んでいたので良かったです。
弊演劇ユニット『きっとろんどん』ではこの今のご時世、次回公演の目途も立たないため、リンノスケが自らを局長と名乗りやっているラジオみたいなのと、ちょっとしたコラムみたいなものでも書こうということになり、まずは井上が書いております。月四回の更新でメンバーがそれぞれ一回ずつの予定です。来週は山科かリンノスケか久保が書くのだと思われます。そちらも是非是非。
さて、タイトルにもありますが『ゼノギアス』というゲームをご存知でしょうか。『ゼノギアス』とは1998年にスクウェアが初代プレイステーションで発売したRPG。当時のキャッチコピーは「聖剣伝説が出ない理由、ファイナルファンタジーとは異なる可能性、そしてゼノギアス」だそうです。
巷では『裏FF7』と呼ばれているそうで、言われてみればFF7でクラウドが「ゼノ・・・ギアス」と唸っていた気がします。
僕はこのゲームを高校生か浪人生くらいの時にブックオフで買ったのですが、「名作だけど長い」「名作だけど難解」「名作だけどディスク2がノベルゲーム」という噂を耳にし、なかなかやる気が起きなくてずっとやらずに積んでありました。井上の外出はほぼ全てが不要不急なので毎日家にいます。FF7のリメイクが満を持して発売された昨今、今この『ゼノギアス』をプレイしないと多分やらないまま寿命を迎えると感じたので早急にプレイしてみました。
というわけで50時間かけてクリアしたのですが、熱くて暗い展開の目白押しの名作でした。ディスク2はサスに入ったキャラがずっと長々と一人語りしていて、背景も暗くて演劇みたいでした。前知識無しでやっていたら衝撃の展開だと思います。「ここがちゃんとゲームになっていたら超面白かっただろうなー」と思いを馳せながらのプレイなんて『ゼノギアス』でしか経験できないのではないのでしょうか。
年齢を重ねるにつれて長時間かかるであろう娯楽に触れる腰はどんどん重くなるかと思います。多くの方が図らずとも時間が出来ると思われるゴールデンウィーク、これを機会にあまり触れてこなかった方もゲームや映画・小説・漫画などを観たり読んだりプレイしたりしてみるというのも悪くはないかもしれないですね。安いレトロゲームは安いですし。ネットでも買えるかと思います。僕の『ゼノギアス』には五百円の値札が貼ってありました。一時間十円です。
もしこれを読んで興味が沸いたという奇特な方がいらっしゃいましたら、是非『ゼノギアス』をプレイしてみてください。僕はこれからミニスーファミに収録された『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』をやろうと思います。
最後に告知です。
5月4日よる11:40~、5日・6日よる11:50~
NHK北海道総合にてドラマ企画『3ROOMS』が放送されます。
井上が脚本を担当した『かっこいい隣人』は3日目の回です。
井上にとって初めてのドラマ脚本です。色々試行錯誤しながらNHKの方々と一緒に作りました。撮影現場にもお邪魔させてもらい、貴重な経験をさせていただきました(撮影は緊急事態宣言前でした)。面白くなっていればいいなあ。
出演者はメンバーのリンノスケをはじめとして、よく自分の劇にも出てもらっている廣瀬詩映莉さんと五十嵐穂さん。そしてトランク機械シアターの代表、立川佳吾さんです。
あと井上もちょっとだけ声で出演しています。カットになっていなければ。
是非是非。
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n72b2cfd08342
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