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秋のあれこれ

木頭には季節のあれこれがたくさん
木頭での暮らしのあれこれを体験できる場を持てたらと
元地域おこし協力隊の仲間の協力のもと

*茶畑
*梅の木畑
*ゆず畑

を、一緒に使わせていただいています^ ^


初夏には茶畑で釜炒り茶づくり


梅雨入りした頃梅の木の梅で

梅シロップや梅干しづくり


秋はゆず畑のゆずを収穫
ゆずを搾って
ゆずを使った料理をしたり

などなど
色々な体験の場を持てたらと


そして今日も草刈りを^ ^


「ぼちぼちよもぎも摘んだらええのぉ。春のよもぎはやりこうて、色がええけんど、秋のはちょっと硬いけんど、香りがええけんのぉ。」


ということで
この時期の草刈りは
草を刈る前によもぎ摘み
冬のお餅つき用に
柔らかい先っぽの葉を摘んで摘んでして

それから草刈機でブイーン、ブイーンと!

「ぼちぼち穂が出てきたけん、刈って、いなぐらにしといたらええわぁ。」


夏も刈らずに置いといた
ゆず畑のカヤ

穂が出てきたら
刈って、束にして
来年豆蒔いたりするときに
短く切って
畑に蒔いて使ったり
自然のマルチにもなるし
肥料にもなる!


鎌でザクザクやってたら
そばの畑の地域の方がやってきて
一緒に刈りもって
ここの地域の昔の話を教えてくれた^ ^

「昔はの、『夏の土用のまくさ刈り』ちゅうてまがいがあっての。わしも、中学生の頃に、手伝いに行きよったわだ。じゃんじゃんってゆうての、ワイヤーで山と里を繋いどって、刈って束ねた草を、じゃんじゃんでとばして運びよったの。」

「わしの仕事は、じゃんじゃんが下についたら、おいなわで草を各家に運んでの。滑車をまた山まで背負ってあげる係しよったわ。草は肥料にもなるしの。」

昔から草は
貴重な資源だったそう

今は、肥料とか便利な資材もあるけれど
昔は全て身の回りから調達していた
木頭では今でも
カヤを束にして
いなぐらくんで置いといて
畑に使うことをしている人が多い

「わしらも、カヤ刈って、いなぐらにして置いといて、豆撒く時に使いよるぞ。ええ豆できるわだ。」


私が刈ったカヤは
たった8束くらい
木頭では今でも80束くらいのカヤ束で
いなぐらを作っている人もいる
すごい!!


カヤを束にする方法も
木頭で教わり
ロープがなくても
ちゃっちゃと束にできるようになった
とっても便利な暮らしのロープワーク!

向きを揃えておいたカヤの中央から
一掴みくらいのカヤを掴みだし
根元から30cmくらいのところで
つかみ出したカヤの先端を
根元の方に向けて折る
その先の方の束を二つに割って
交差させて後ろに回し
ぐるぐる捻って
束の下に突き刺して止める

見事な暮らしのロープワーク!


色々話を聞きながら
できあがった8つの束を
地面に突き刺した棒に
ぐるりと立てかけて並べていき
時々カヤで縛ったりしながら
山っぽい感じのいなぐらを
てっぺんは藁束をぐいっと曲げて被せ
縛ったらできあがり!

小さいけれど
来年の豆撒く時期までこのままで


「籾殻いるんだったらやるぞ。とりこいよー。」

ゆずの皮コンポスト用に
籾殻もどっさりいただいた^ ^

できるだけ
木頭にあるもので
木頭の昔の知恵もお借りしながら
木頭ならではの体験の場を持てたらと^ ^

2日連続の草刈りで
やや体がしんどいけれど


「これ食えー。げんきになるぞ。」

と、地域の方より
わしは、80束くらいカヤを束にした話を聞き
手作りの黒ニンニクをいただき
心なしか元気になった気がする(笑)

草刈りも実り多い学びの時間です^ ^

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