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第33回木頭杉の一本乗り大会開催決定!

木頭は雨が多い場所
標高もやや高く
環境が杉の成育に適していることから
木頭杉と言われ
昔から林業が盛んです

今は木頭までの道のりは
国道が通り
車での往来は当たり前ですが
道が通り
トラック運送が可能になる
昭和30年頃までは
川を使い
山から切り出した木を
運んでいました

山から支流までは
『すら』という
切り出した杉の木を
滑り台のようにして組み
支流まで滑らせて
出したり

支流まで運んだ木を
川に『鉄砲堰』という堰をつくり
木と水を貯め
堰を一気に崩壊させて運び出していました

『きんま』という
木のそりのようなものに
切り出した木を積み上げ
かすがいという金属の杭で止め
カシなどの硬い木で作られた
きんま道の上を
油を垂らし垂らしして滑らせて
川まで運んでいました


photo by Alrik

そして
本流の那賀川まで運ばれた木を
下流に流していく際に
『ひようさん』が杉の木に乗り
『トビ』という道具を持ち

photo by Alrik


木が川の溜まりなどに
つっかえないように


木から木へと飛び移ったり
木に乗って瀬を下ったりして
下流へと木を運んでいました
これを『一本乗り』といいます


photo by Alrik

道路ができ
トラック輸送が可能になり出してからは
一本乗りはなくなっていきました

そこで
この一本乗りの文化を
無くしたくない、忘れたくない
という思いから
一本乗り保存会が発足し
木頭村役場と一緒に
木頭杉一本乗り大会がはじまりました!

近年、コロナ禍により
中止を余儀なくされいましたが
2023年の今年は
4年ぶりに開催となりました!

6月より
一本乗り大会の練習が
はじまりました!

7月3日より
第33回木頭杉一本乗り大会の
参加者募集もはじまります!

●詳しくはこちら↓●
【木頭杉一本乗り大会HP】
https://ipponnori.info/

【木頭杉一本乗り大会Facebook】
https://m.facebook.com/kito.sugi.ippon.nori.hozonkai/

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