子どもたちにとって体験とは?
昨日の11月13日
木頭に急に冬がやってきた!!
そして、冬がやってきた日に
木頭の子どもたちと山へ
集落支援員のつなぐ仕事のひとつとして
木頭学園のふるさと学習に
関わらせていただいています
5月頃から
『鳥獣被害』について
学んでいる子どもたち
鳥獣について
那賀町在住、木頭在住の
現場調査や研究をされている方をお呼びして
◎四国自然史科学研究センター◎
https://www.facebook.com/lutra.jp/?locale=ja_JP
*山に住む生きものについて
*人と鳥獣との歴史について
*木頭で起きている鳥獣被害について
などを
座学や学校の畑などで
学んできました
そして、今回は
実際に山へ出かけ
動物の痕跡を探してみるという
フィールドワークへ
そしたらなんと
山の上は雪!!
装備などもないので
急遽林道沿いを歩きながら
足跡や糞などの痕跡を探しに!!
木の実を発見したら
「木の実は、動物たちに食べられて、種をまいてもらっているんだよ。」
「植物は、葉っぱのつき方などで、種類を判別していくんだよ。」
などという話になったり
動物の糞を発見したら
「これは、猿の糞で、夏によく見られる糞の感じで、栄養分が高い糞だね。今年は、秋に栄養が豊富にあったんだね。」
「糞を分解すると、何を食べていたかが分かるよ。これは、サルナシを食べてるね。こうやって、猿がサルナシを食べて、小さな生きものが糞をまた分解したり運んだりして、別のところでサルナシが育ったりするよ。こうやって、植物は動物の力を借りて、繁殖していて、もし、動物がいなくなったら、植物はとっても困るんだよ。」
ツキノワグマの調査をしている方は
「クマにつけているセンサーを、このアンテナでひろうんだよ。個体によって、周波数を変えてるから、どの個体がどのあたりにいるのかわかるよ。あの山の方にいるね。」
など、現場で調査している方々のお話と
フィールドワークは
すごいなと
私も勉強させていただきました
そしてもちろん
雪といえば雪合戦!
大人も子どもも一緒に
雪合戦をしました^ ^
寒かったけど
体が温もりました!
とても寒い日で
予定したフィールドワークは
できなかったけれど
『初雪』、『雪合戦楽しかった』、『めっちゃ寒かった』
と、子どもたちへのインパクトはすごかったのではと
子どもたちにとって体験とは
学びももちろん大事ですが
それよりも大事なのは
『楽しかった』、『おもしろかった』などの
プラスの感情も動くことだと
思っています
なので、今回のフィールドワークは
『あの時、雪合戦で楽しかったねー。寒かったけどね。そういえばあの時猿のうんち見つけて、臭ったり、枝で分解したりしたね。種がいっぱい出てきたね。うんち臭かったね。』
そんな感じできっと
思い出されるはず
フィールドワークの楽しさを保ちつつ
上手に学びを入れることがきっと
大事なんだと思っています^ ^
木頭には
フィールドもあり
学びを提供できる人もいる
試行錯誤ですが
学校の先生方に
木頭に赴任中の2~3年間で
思いっきり木頭の資源を使った
学習の場をつくってもらえるように
学校と地域と人を『繋ぐ』ことができればと
思っています^ ^