藁のロープワーク
「カヤの束って、昔はどんくらい束にしていたんですか?」
地域の方が集まる場に行った時
昔の木頭のあたりまえや
木頭の暮らしの知恵や
木頭の季節の知恵を知りたい時
色々質問して
色々教えてもらっています^ ^
今日は
今が旬のカヤ束の話
「どんぐらいしよったんじゃろか?100束とかしよったんじゃないか?」
「いなぐらの作り方知っとるか?カヤはカヤで束しての。カヤじゃのうて、小さい木やらも、落葉する前に刈って束にしよったけんの。ほういうときは藁で『ねそ』こっさえて束にしよったの。」
『ねそ』は
何かを束る紐
という意味だと思う
なので
田植えをした際も
苗束を束ねる藁を
ねそと呼んでいた
ねその作り方を聞いたけれど
話を聞くだけではようわからんくて
偶然!!
今日、地域の方から藁を分けていただき
車に載せていたので
百聞は一見にしかずで
ねそづくりを実演していただきました^ ^
「藁はちょっとしめしといたら(湿らせといたら)ええの。藁のしぶも、ようけあるようじゃったら、ざっくり取っといたらええわ。」
「こうやっての、藁を3~4本づつ両手に持つんよだ。両手の先の方をこうやって重ねての。半分に折っての。」
「藁をのうて(綯って)、ぎゅっと両手で引っ張って、またのうてしたら、ほれ、できるじゃろ。これで、米の束を束ねるように縛るんよだ。」
この『ねそ』を
何十本と作っておいて
10~20本ほど束ておいて
草を刈るときに
腰に取り付けておいて
草を刈っては
腰からねそを取り出し縛る
を繰り返しやるんだそう
この藁のロープワークは
かなり使える^ ^
「藁じゃったら、そのまま畑に置いといても腐るけんの。畑の肥料になるしの。」
自分の暮らしにも取り入れていきたい
藁のロープワーク^ ^
木頭には
こんな暮らしの知恵がたくさんあります^ ^