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共に暮らすとは?

近年、よく、多様性とか
生物多様性という言葉を
耳にするようになりました

言葉では
なんとなく理解できるのだけど
実際の暮らしに落とし込んだとき
どういうことなんだろうかと
新しい言葉や
心惹かれる言葉に出会うと
実際に体験してみたいと
思ってしまう私

昨日、徳島県那賀郡那賀町にある
自伐型林業をされている
橋本林業さんの定期ツアーに参加しました

以前からお話を聞く機会があり
写真や言葉で
色々とお聞きしていました
今回は五感で理解したいと思い
定期ツアーへ

『経済性と環境性の両立』

『自分たちにできることをする』

『無理はしない(続かない)』

『私たちは山づくりをやっている』

『100年後、天然林なん?植林なん?と言われるような山を目指す』

などなど
お話に出てくる言葉が興味深く
実際に山に入り
歩きながらそれらの言葉の意味を
教わりました

山に入ってびっくり!

私が知ってる林業の山は
まっすぐな杉がずらりと並ぶ山
足元には杉しばがたくさん
みつまたやあせびの木などが
時々あるイメージ
見上げると
同じ高さの杉の葉で
空がうまっている感じ

橋本さんの山には
杉が所々にある
もみやらクロモジやら
つばきなどの樹々もたくさん
見上げると
あらゆる樹種が
あらゆる高さの葉で
空を埋めている
雨がたくさん降っても
あらゆる高さと種類の樹々のおかげで
まとまって雨が落ちないため
雨が分散して地表へ
さらに、樹種が多様なため
根っこの深さも多様なため
崩れにくい

そんな山を歩きながら
橋本林業さんの歴史や想い
具体的な山づくりの方法を
現地で見ながら
実際にやってみながら
教えてくださいました

道中、苔にひかれてみたり

きのこで盛り上がったり

水を一気に流さない工夫を観察したり


『すべてはほどほどに。過ぎたらやっぱりようない。』

その意味を
思いっきり感じる山でした

『自然との共生』

『多様性を守る、大事にする』

ことは
『過ぎる』とよくないなぁと
バランスって大事だなぁと

太い木のそばにある木をどうするか?
全部切るのか、枝を切るのか?

邪魔だから切るのか?
道を守るために置いておくか?

この木を置いといたら苔が育っていい

などなど
全ての作業ごとに
理由と意味がある

自分たちのことだけではなく
自然のことも考えて
未来のことも考えて

終始、橋本林業さんから聞いた言葉の意味が
山に入って目の前で感じる時間でした

こんな山もあるんだなと
こんな考え方もあるんだなと
色々と考えさせられる時間でした

橋本林業さん
野めぐり研究所の方
ありがとうございました^

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