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「シングルケースデザイン」で、いいのか?(自問自答)その2
森に迷い込んだと思ったら、かけてる眼鏡が曇っていた。
気がついたら砂上の楼閣のてっぺんに立ってたような気分
そもそも、プロテインを日常的に飲んでいなかった私が、様々な種類のものを飲んで比べていくということは次のような問題があると思う。
1)飲み続けて緩やかな変化が起こるだろうこと
・だんだんと慣れて飲みやすくなってくる
→後から飲む方の採点が甘くなる可能性
・毎日飲むことによって徐々に体調が変化し、それによって嗜好や行動が無自覚的に変わった場合
→本当に、どうしたらいいんだろう(変わることを止めることもできないだろう。プロテイン以外の要因で変わることもあるだろうし。)
2)機能性食品?としての「効果」はよくわからない
・健康に対しての影響はわかりづらい
→日々他に摂る飲食物は固定できない(やろうとしても非現実的)
→運動量や体調の変動もあるため、飲んだことによる影響は比較しようがない
→飲んだことによる「気持ちの変化」は別に考える必要がありそう(ex.なんだか調子がいい感じがする)
3)・・・あれれ、おっかしーなー?
「シングルケースデザイン」にすることで心配しなくて良くなった事柄が、全て問題点のように思えてしまった。
やりたかったことは、私が毎日飲んでも負担にならないものを見つけることだったのに。
あれ?間違っていない。
・私に対して
・違うプロテインを飲ませた時に
・どのように違う感想を語るか
を調べようとしていて、この場合出てくるのは「プロテインに対する私の趣味嗜好」というデータになると思うが、それは私の知りたいことである。
データの集め方は、シングルケースデザインの方法を使う(1つの観察対象に、複数試行する)。
集まったデータは質的分析をし、その後量的分析に展開する。
…そこまでダメじゃないような気がした。
ふわっと沸いた不安感は、怪しいと思いつくもの全てを問題に変えてしまう。なにかを「問題」と見てしまう自分にさせることができる。
多数の人からデータをとり、多くの人に当てはまりそうなことを調べる、というのが「研究」であるという思い込みがベースにあって、日々の自分を観察することは「研究」と捉えることが揺らぎやすいのだろうか。
しかし、その不安感に嘘をつかず、できるだけ検討してみた、というのも真実なので、まあまあ頑張ったな自分、ということにする。
「なんとなくいけそうだからやってみた!」ということがそもそも失敗の始まりで、設計の時点でしつこいくらい詰めた計画書を書き出しておかないといけなかったんだと思う。困った時はそこを参照すれば必ず答えが載ってるくらいの。
自分の敵は自分である。ここはしっかり覚えておこう。
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