ラグビーのことあれこれ!
ラグビーが、昨年のRWC2019以来、日本で再びブームになってきていて、現在開催されている”トップリーグ”も、入場者数が、メインの試合たちは、20000人前後といい感じですね。わたしは、大学生の頃から、ラグビーを見るのが大好きです。
ラグビーの”ゲーム性”ということからみると、その面白さは、後ろにパスしながら、前のゴールを目指すというある意味、”理不尽”なルールです。(ゲーム性というのは、なんらかの制約を課して、その中で、目標達成を目指す、ということからくるので、その意味での理不尽さはゲーム性の中核をなすものと言えます。)制約に真っ向立ち向かいながら、少しでもゴールを目指す、というのは、人のなんらかの「道」に通じますから、最高レベルの試合が日本で開催されれば、その面白さは、細かいルールがどうしたのこうしたのとは別次元の楽しみに人々が気づくのは必然でしょう。
SNSなどでは、こういう場合、必ず、古いファンの一部に、「ちゃんとわかってないくせに黙っとれ!」派が出てくるのですが、今回も多少、出ているみたいですね。まあ、しかし、本当に細かいところまできちんとわかってるか?とか言い出すと、程度問題です。みんな知っているつもりの野球でも、”故意落球”と”インフィールドフライ”の違いをきちんと説明できる人なんて、そうそういません。そうです!細かいルールがわからない、というのは、実は大したことではなく、単に慣れてない人々がゲーム性には興味を持っても、コミュニティに入っていけるか不安というだけのことだと思います。それは、実は、どんなことにおいてもあることで、うまくやって行くしかないですね!www 特に、できているコミュニティ側の人たちが、しっかりとサポートして、仲間として、遇することが大切だと思います。
それとは別に、選手に迷惑や場合によっては危険を伴う行為を行う人は、むしろ、古いファンの方にいるもので、それの原因・責任を”にわか”ファンに押し付けて、いい気になっている人たちこそ、退場していただきたいと希月は思うのです。
さて、日本には、サンウルブズというプロチームがあり、スーパーラグビーという、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、のプロチームのいくつかと、そして、前々回W杯3位のアルゼンチン代表がほぼそのままのチーム、などによって構成されるプロリーグを戦っています。東西の横綱、大関に囲まれて、小兵の小結が頑張っている感のあるリーグ戦でしたが、各国の協会の思惑などが絡まりあった末、今年限りで、脱退になってしまいました。色々感慨深かったり、国際的なリーグとかコミュニティに入って行く際の日本固有の問題などがここでもある、もしくは、あったと目されているのですが、それは、ここでは語らず、他の話を書きましょう。
去年のRWC2019で、ベスト8に入った功でしょうか?苦戦しまくって、なかなか勝てなかった昨年までと違い、今年は、開幕戦、オーストラリアのレベルズ(メルボルンのチーム)に快勝しました。メンバーも、元イングランド代表のベン・テオさんとか、たくさん実力のある人たちが集まってくれていて、最後の年を飾ってくれています。わたしはジョージア(昔、グルジア共和国と言っていた国です)代表のジャバさんを個人的に応援しています。とても真摯な人柄で、フォワード第一列で体を張ってくれています。日本人にも、ファンが多くて、今度の秩父宮でのクルセイダーズ(ニュージーランドの強豪)戦では、ジョージア語で応援しよう、というような話も、SNSでちらほら見られます。ジョージアの言葉には、私も全く詳しくないに決まっているんですけど、あるとても元気でパワフルな方がいて、日本のジョージア大使館に問い合わせてくれました!
トライ!トライ! → レロ!レロ!
いっけー! → ミディー!
押せー! → ミアツヴァー!
なんかが、ジョージアでは一般的らしいです!www わたしももし、行く機会がきたら、これたちを叫んで、ジャバさんを応援しようと思います!w
世界のラグビー(特に、ユニオンルールで行われるラグビー)の世界は、プロ化とリーグの新規構成に動きつつあるようで、日本は、オーストラリア、ニュージランドの強豪たちと、トンガ、サモア、フィジーあたりのチームたちとに混じって、”太平洋リーグ”に所属できたらいいなと思っています。南アフリカは、ヨーロッパ6ネーションズを母体としてできるヨーロッパーアフリカリーグに行くような雰囲気です。あと南北アメリカ大陸リーグを作るようですね!大きな時差を伴う移動は、選手のコンディションに大きく影響するし、場合によっては怪我の遠因となりかねないからでしょうかね?
特に、合衆国では、近頃、ユニオンルールのラグビーが大学生レベルでは流行ってきているようです。特に、東海岸のボストンやニューヨークでは、もともとアングロサクソン系のゲルマン人が多くて、ユニオンルールのラグビーが影では人気あったようですが、プロリーグを作る予定のようですね。合衆国というところは、やると決めたら、世界一になるべく、マスコミやTVの世界も巻き込んで、ものすごいお金かけて、強化しますから、あっという間に強くなってくるかもしれません。ESPNあたりは、視聴率が見込めるなら、乗ってきそうですね!カナダやアルゼンチンの一流選手はもとより、ニュージーランドやオーストラリアの有名選手もすごい額でヘッドハンティングしてくるので、色々、面白そうです!(もともと、オールブラックスのゴツくて、強くて、早くてうまいウイングなんかは、NFLが高額でヘッドハンティングして、ランニングバックにしてしまっていましたから、流れは加速するかも?)
日本でも、ウインタースポーツの一つとして、ラグビーが根付くといいな、と一ファンとして、望んでいます。実際、元早稲田の清宮さん(サントリーやヤマハのヘッドコーチとして強くした人!また、プロ野球の日ハム”清宮くん”のお父さんとしても有名です!)が、プロ化の最高責任者として、頑張っておられます。四年前は、単なる五郎丸ブームで終わってしまったので、今回は、清宮さんを中心に、うまくまとまって行くと良いと思っております。