大河とか、ドラマとか、2023後半!www
「姫ーーー、新しいBS時代劇、面白そうですよ。」
「あ、主人公、小芝さんか!?妾、あの人の演技好きだなーーーwww」
「大阪、堺の出身みたいですね。浪速の二オイありますか???」
「いや、それはよくわからんけど、”城塚翡翠”の時のマコトちゃんで、清原果耶とのカラミもテンポも間もよくて、秀逸だったね。」
「あれは凝りすぎて、残念なドラマだったですよね、全体は。個々の部分部分の創り込みはすごく楽しかったのに!」
「今は、まず、”サビ”をばーーーんって持ってこないと、視聴者がすぐあきてみなくなるからね!www むつかしい時代になったね。」
「そうでない、もっと深い物語性を紡いで、それをきっちり描いていく話が また、渇望される日も来るでしょうねぇー??」
「うん、そう思うけど、しばらくこの流れは止まらんよ。」
「古沢さんの脚本は、歴史小説ってより、時代小説に近い部分がある。いっそ、BS時代劇で、ファンタジー的な手法もとりいれて、転生モノみたいなのもええかもね???」
「あ、関テレで、”八丁堀のおゆう”みたいなのもやってましたよね!あれは、『らんまん』で”綾様”やった佐久間由衣だったかな???」
「ラノベでは、生まれ変わりモノが大ブレイクですよね!wwwwwwww」
「ここってとこで、理屈ではない、いわば絵画的なカタルシスがあるんだよね、古沢脚本。」
「今回の””大河””『どうする家康』もそのケが多少、感じられましたね。」
「大河だから、時代小説ど真ん中!ってわけではなかったけど、でも、史実として確定していることや現段階での定説はそのまま使う”歴史小説”とも違っていて、古沢脚本好きなら、楽しめた内容だったよね!w」
「古典好き、クラシック好きには、いろいろ、”ひとこと言いたい”が多かったようですけどね!」
「クラシック好きっていうのは、オペラなんかもそうだけど、例えば、イタリア語でやって意味わかんなくても、ここで笑うってとこは全部、覚えているような人たちが多くて、でね、演者のちょっとしたセリフ回しや個性のにじみ出るような発露、みたいなものを渋く味わうのが好きな人が多いからね!ま、好みの方向性が。135.8度くらい違っているので、仕方がないね!」
「ま、楽しめればいいですよね。TVドラマなんだし。」
「古沢良太さんの脚本は、比喩でいうとフリージャズのようなフレーズがたまに出てくる。そこでは、例えば、絵画的に見て、瞬時に感じて、反射的に味わうような部分がありますね!」
「古沢さん、イラストレーターでもあるからね。こういうのは、文字や文章での表現だけに拘る人々の発想には、なかなかないよね!w」
「ロックダンスを見るようにその場の空気を絵画的な一瞬の映像の妙味みたいなところに落とし込んだ味があるところがありますよね!」
「そればっかりでもないんだけどね。」
「まあ、でも、戦国武将の馬標(うまじるし)なんかでも、秀吉なら金瓢、家康は金扇、信長に至っては、立体的な金傘だ!」
「うん、”感じられる”タイプの人たちですよね。それに対して、
石田三成: 「大一大万大吉」などという文字を意匠化したもの
上杉謙信: 「毘」の一文字!」
という具合ですね。なんていうか?秩序と法制を重んじ、順序だてて考える人たちらしいですね。あまり絵画的ではないですね!w」
「明智光秀は、中世的な権威に従順で、文字、文章にも明るく、しかし、感じるところもある人で、馬標は、”水色桔梗”などという、ちょっと洒落者風ですね!」
「理解したことを絵画風に見せられるタイプの人だったんでしょうかね!?」
「抽象化して展開し、自分のイメージを開示して、説明できるタイプですかね!いますね。」
「徳川家康って人は、理屈好きで、武田信玄の陣法、軍法、軍装などをまねたように、キチンと理屈で理解しながらも、馬標は金扇で、これは、どなたか軍師などに尋ねて、そのまま採択したんでしょうね。」
「そうだね。家康のイメージからいうと、ちょっとカッコよすぎる。”厭離穢土欣求浄土”の旗指物は、家康のイメージそのものだけどね!w」
「家康の一番の美点は、天下人になっても、腹心、軍師を多数そばに置いて、それらの人たちのいうことをよく聞くことですよね!w」
「かなりヤバめの人たち、天海僧正、金地院崇伝、本田佐渡など、妖怪みたいなおじいさんたちもずっと重用して、未来永劫、徳川家の天下を守るためという一点の目標を定めて、あらゆることをやっている。その執念はものすごいね!」
「金扇なども、誰かに聞いて採択したような気がするね!自分で思いつくようなタイプだとは、少なくとも後世に伝わる人物像からは想像できない。」
「”どうする家康”でも、最後に近づいてきて、どうですか?」
「妾、おもしろかったよ。だから。」
「古沢脚本は、独自解釈とか、勝手な創作っていわれてるけど、素人なりに、そこそこの興味を持って、戦国モノ、幕末モノを読んできた身から見ると、結構、鋭い視点からの指摘もあったように思うね。」
「秀頼をやった、作間龍斗くんは良かったですね!秀頼はこれまでは、TVでは、母(茶々)に過保護に育てられた世間知らずのお坊ちゃま、って風に描かれることが多かったけど、しかし、そうではないという見方もずっとあったし。」
「司馬遼太郎さんは、秀頼は、まったく秀吉に似ず、偉丈夫だった浅井長政のような威容と、切れ長の信長似の目元を持ったイケメンで美丈夫として描いていますね!元服後、初の家康との対面では、大坂城に伺候した家康に対して、
『大儀であった』
と堂々とお声がけして、『ははっ』っと、反射的に深く平服させている。」
「家康としては、チンケなお坊ちゃまだったら、この機会にどっちが主でどっちが従かわからせてやるとばかりに乗り込んできたはずなのに、一目で威圧されてねww」
「この時、『この君が次代に立てば、今度は、みなみなども、先を争って大坂に走りかねん?こいつは、わしの目の黒いうちに始末しとく!』という決心をさせた風になっていますよね!」
「実際、浅井と織田の”イイトコどり”したような英雄の風貌があったんだろうね!このことから、茶々さま(信長の妹、お市の方と浅井長政のあいだの子供)は、秀吉が外征中などにこっそりと、浅井家中だったこれはって男と交配して、その子を産み、表向きは豊臣子孫だが、その実は、織田と浅井に天下を取り戻す、という計画を実際に実行したというような見方も根強くあるね。証拠があれば、遺伝子検査してほしいくらいだね!女性ならではの復讐方法だから、現代にアレンジした推理小説にもよく使われてきた”陰謀論”ではあるけどね!www」
「浅井家、織田家も、紆余曲折あるとはいえ、北陸、中部、東海、尾張の正式な室町体制下の大守護大名、斯波氏の守護代、または、さらにその家宰の家であるその末の子、茶々、から見れば秀吉など、出自も不確かなド貧民の出で、その上、父の直接の仇!それの妾にされたという観点からは、そのような復讐も説得力があるね!実際、石田三成をはじめ、最後まで、大坂がたに残って、秀頼のために戦う連中は、近江の浅井氏旧領のものも多いしね。しかし、戦国の大名など、ドイつもコイつも一癖も二癖もある現実主義者で、口では立派なことを言っても、結局、勝ちそうな方に乗って、その勝ちを確定させるように動くからね!wwwwwwww」
「ま、しかし、戦国は物語に溢れていて、書き様もいろいろですよね!」
「古沢さんも、今度は、BS時代劇で、何か”魔界転生”みたいなビジュアリーにも印象的な時代小説的な脚本のお話、やってほしいね。」
「ああ、きっとその方が、彼の持ち味もストレートに出ますよね!www」
「百聞は一見に如かず、それは時代物語においてもねぇ!ってね。」
「また、期待しましょう。www」