まちがいと気づいて
親にぶたれた経験は
何度かあった
それは愛情から
くるものだと、
痛いほど、よくわかっていた
よくわかっているからこそ、
考えなければいけなかった
親以外の人から受けた
暴力について
"自分がわるいから
ぶたれた"
どんな経緯があったとしても
そう、思いこんでいた
暴力を肯定する癖が
無意識で、ついていた
その事が、分からなかった
気づくことが、出来なかった
受けた方が良い暴力なんて、
無い
受けてしまった、いま受けている、
もしもそういう人がいたら
そのことに"気づいて"
叩かれて、耐えても、
解決しないということに
たとえば生活の中に、
暴力があったとしたら
生活することそのものが
ほんとうに精一杯で、
すぐに現状を変えられなくても、
自分の感覚のなかで、
受け入れることは間違いだと
明確に、気づいてほしい
大丈夫、思っていい
どこの誰が相手でも、
自分にとって、大事な人でも
ぶたないで、と
思っていい