3年前の7月、 物語りが終わった。 終わったというと美しいけれど 本当は 考えたこともないほどの 最悪の形で 急に失った。 役所というのは、 まともな人しか手続きができない 逃げるように家を飛び出したら できる手続きはなにもない いろんなところに助けを求めた 自治体の施設、訪問診療、 方法が電話だけだったから、 ほんとにたくさん電話したけれど、 誰にも何にも通じなかった 電話して、 来てくれたのは 救急車と警察だけだった そんなとき、 助けてくれたのは
誰もわたしを待っていない 誰とも何の約束もない 何の用意もしなくていい 何の用事もする必要なし 雑談のような自分との対話 あちこちに飛び廻る思考 静かでやっと気が休まる 考える時間は、何も考えない時間 孤独という自由 静寂という平穏 それが、 いまを生きているしあわせ
親にぶたれた経験は 何度かあった それは愛情から くるものだと、 痛いほど、よくわかっていた よくわかっているからこそ、 考えなければいけなかった 親以外の人から受けた 暴力について "自分がわるいから ぶたれた" どんな経緯があったとしても そう、思いこんでいた 暴力を肯定する癖が 無意識で、ついていた その事が、分からなかった 気づくことが、出来なかった 受けた方が良い暴力なんて、 無い 受けてしまった、いま受けている、 もしもそういう人がいたら
すごく 大切にしてるのに 長く手元に 持てなくなった 無くなってしまう、 どうしてだろう 丁寧な接し方、 いつも そういう自分でいたい 心がけて、きをつけて 行動として、あらわしている いつも そういうつもりだけれど 大事にしてる、はずなのに どうしてだろう 離れてしまう 時が来たら、去ってしまう 運命なのか、宿命なのか 大きな流れが決まってて、 その時がきたら 乗るしかない 次に進む、迎えの船 多分、あの日 あの分かれ目から その流れは、早くなっ
『こんなブラックジャックはいやだ』 という作品をご存知の方も多いと思います。 作者の つのがいさんは、 手塚治虫作品のファンではなかった、 それどころか"全然違った"という エピソードをウェブ上のどこかの記事で読み、 本当にびっくりしました。 では、何故ここまで描いているのか。 短いけれど、記事の中にあった 納得の答えを読んだ時、 すこしだけシンパシーを感じました。 "線が好きなんだ"というこたえ。 わたしの仕事は着物の着付けです。 自分も表現したい"線"がある。
先日、劇団サードステージの舞台 『アカシアの雨が降る時』を観に行きました。 とても素晴らしくて、いまの自分の想いと共鳴する内容でした。 本編とは少し離れますが 入場の際に受け取った、 パンフレットや色とりどりのチラシの中に 鴻上尚史さんの 手書きのご挨拶文が入っていました。 正確には手書きのコピーですが、 その文字の表情と文章の内容に感動し、 いまも時々読んでいます。 内容の詳細にはあえて触れませんが 自分の手元に書き溜めている詩の中に、 少しだけ近い内容のもの
子どもの頃、 好きなアニメがたくさんありました。 その中のひとつの、 勝手なサイドストーリーを、 大人の女性になった自分は 思いついてしまいました… 完全なる、いまの目線で ↓ ********** title:『ある日のオリーブ』 ポパイ、最近冷たいな 帰ってきても、テレビ見て 寝る直前まで、ゲームばっかり お腹とか、ちょー緩んじゃってさ あの人が来ないのをいいことに、 安心しまくってんのよね あの人 いそがしいのかな 急に担ぎ上げられたりとか
答えがないものを作りだす仕事は そのことを 成し遂げようとする人にとって それをすればするほど 高みにのぼっていく 人間の頭の中には 価値が高いものがたくさんある いま既に世の中に在って 出来ているものとその値段 それは ほかの人の作った素晴らしい結果 自分の答えではない 正解か不正解か 分からないものを世の中にはなす それをやり遂げることこそが 勇気 これからの自分は 頭の中を明らかにして生きる 昔より、よい人間になっているだろうと 信じて 若さ
人を好きになる決め手は インスピレーション 間違いなく、 唯一の決め手 いつも、 これをくれる人を好きになる お金、時間、 外見、その場の楽しさ、すべて大切 そう思いながらも、 そのすべてを 軽々と超えてくるのが 感覚に訴えるなにか インスピレーションを 授けてくれる人は 純粋にただ 存在が胸に迫る 素直に自分の中だけでそう思って 声に出さなくても、心の中で思って 今日も心の中で 思いを寄せる
いまから約20年前 わたしたちは、ほとんどみんな 若くて、 何故か 怒りっぽくて 誰とはなく いつも誰かに 好きだ嫌いだ言いながら 機嫌が悪いフリをして 精一杯、生きていた 20年経った 今のわたしたち わたしたち、と言えないくらい いろんな人が 離れていった 怒る気力も ないほど疲れ 好きも嫌いも言う暇もなく 言えないことも たくさん抱え それでも精一杯生きて 今日という日が 過ぎていき、 明日もたぶん、生きられる あの日から2年経った 二度目の
椎名林檎さんの有名なアルバム、 "無罪モラトリアム"の一曲目のタイトル 『正しい街』 はじまりと別れと、故郷を歌った曲。 いま、故郷が遠くにある自分にとって リリース当初に聴いた時とは、 また違った響きがある。 正しい街、つまり 自分の故郷を思わない日は、 たぶんほとんど無い。 "帰りたい"とはまた違う、 思いの寄せどころ。 故郷に暮らす父と母は、働き者で 家業でなに不自由なく、 育ててくれた。 弟は、会社に勤めて、 いそがしい仕事を持ち 子どもを養い、 休む
昨年の暮れも押し迫ったある日、 自分の携帯から、ラジオ番組が流れてきました。 何の操作もしていないのに。 そして、 流れてくるままに聴いているうち、 その番組が とても好きになりました。 そんな嘘みたいな本当のことを 此処に書きたくて、 その日のことを思い返しています。 偶然流れてきた音との、 ラジオがもたらした 素晴らしい出会いについて。 それは、 暮れも押し迫ったある日に起きました。 昨年末、おかげさまでいそがしく、 帰宅後は疲れから、 なかなか動けない日々
運命の階段を駆けあがる いま、もしかしたらそんな時が 来ているのかもしれないと思う。 2年前、 内見を申し込んだ物件があった。 費用が合わなかった上、 その後 急いで東京を去ったから、 その部屋には暮らせなかった。 中を見ることも出来なかった。 そんなことがあったことさえ 忘れていたいま、本当に偶然、 その物件の 隣りのビルで働いている。 気づいた時には、心の底から驚いた。 最初、本当に気づかなかった。 今の会社には、 内定していた他の仕事が急に流れて、
あたらしい環境。 あたらしい場所。 もしそこに 誰も話せる人が、いなかったら。 話の通じる人が、いなかったとしたら。 さびしいと思うだろうけど、 それはあなたが "特別な人"なだけです。 この世界に 一人しかいない、 大きな可能性を持った、 特別な人。 以前ほんとに短い間、 専門学校で働いたとき、 授業をしながら思ったことは、 みんな とっても覚えが早くて、 頼もしかった、ということ。 わかい人たちに伝えたい。 無理してまでも自分のことを ど
自分はタバコを吸わないけれど、 自分の大事な人たちは ほとんどみんなタバコを吸います。 だから自分の中では、 喫煙の人🟰(イコール)、 初対面から、気の合う人です。 身近な人を、あらためて 思い返してみると かつてはヘビースモーカーだった、 自分の父親をはじめに、 三つ下の弟、 一番仲良い 地元の友達、 昔、付き合ってた人 お世話になった会社の上司、上長 よく行ってたお店のマスター 今まで、 みんな喫煙の人。 そして、 新しく行きつけになった喫茶店は、
先日、 雑誌に詩を投稿しようとしたところ、 規定書式にあてはまらず、 書き直し再送いたしましたが、やはり 先方のしめす条件にかなわなかったので 取り下げたことがありました。 投稿が目的というより、いろんな方に 読んでもらいたいという気持ちなので、 此処に掲載いたします。 ********** title『テレビ』 家族で見るものだから 一人暮らしになってから テレビを見ていない 面白いとか めずらしいとか よかった今、これ観てて という 知らせてあげ