たいせつな先生
近所の花壇や街路樹の花が、一斉に咲いています。
雪が多く 厳しかった冬が過ぎ、庭の花たちも初夏の気配です。
先日、お箏の先生のお誕生日でした。
昨年までは手紙か、お電話か メール、
その時々で違いはあれども何らかの方法で、
お祝いの言葉を伝えていました。
図らずも今年は、
直接お会いすることが出来、お顔を見ながらお祝いのきもちを伝える事が出来ました。
自分の楽器のチューニングも 殆どまともにできなかった、小学校2年の頃から本当に長くお世話になり、
師匠という言葉を超えた、とても大切な先生です。
後から自分で記事を読み返した時、この日のきもちを思い出せる様、
2冊目の拙著に載せた『先生』という詩を、ここに掲載いたします。
執筆時、先生のお誕生日に 直接お会い出来るとは、夢にも思えませんでした。
前回 がいつだったのか、
全く思い出せない程の、久しぶりで伺ったのに、
先生は、
まるで昨日の続きの様に お稽古をしてくださいました。
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『先生』
わたしはとてもコーヒーが好き
缶コーヒーも、ネルドリップも
高いブルマンも、コーヒーガムも
まったく飲めなかったのに
大人になって働いて、
とっても好きになってしまった
久しぶりで先生にあうと、
紅茶とかを、
出してくれる
飲めなかったの覚えてくれてて
先生わたし、あの時の
先生の歳をこえました
それでも先生わたしのことを
“ちゃん”付けで呼んでくれるんですね
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もうすぐ旅が始まり、
再びお稽古がお休みに入ります。
残りの日々、
言葉にしきれなかったとしても
感謝のきもちを忘れず、
先生のしあわせを
心から思い続けます。