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2025/2 パリ旅行記 ep2:エビスビールが飲みたかった(羽田空港~イスタンブール空港~シャルルドゴール空港)

前回のあらすじ

ターキッシュ航空の座席指定システムに嫌がらせされた。

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本編

●長旅のお供は「アングリーバード」

羽田を20時ごろ出発し、13時間ほどのフライトが始まった。

初のターキッシュ航空だが、座席指定での嫌がらせはともかく、アメニティはそこそこ充実している。洒落た感じのポーチに、歯ブラシセットとアイマスク、さらにスリッパと靴下も入っていた。

日本語字幕のある映画も結構充実していた。しかし、筆者が選んだのは「アングリーバード」。何だか知らんがキレている鳥たちをパチンコで飛ばして、敵とおぼしき豚を破壊していくゲームである。

フリュー株式会社のプレスリリースより引用

飛ばす鳥は、軽くてよく飛ぶヤツがいれば、重いが障害物を破壊しやすいヤツ、さらに着弾したあとに爆風を巻き起こすヤツなどいくつかの種類がいて、以前の海外旅行でも、機内で狂ったように遊んだほど中毒性が高い。ぜひ、今後飛行機に乗る機会がある人は、プレイしてみてほしい。

●エビスビールが飲みたかったのに……

最初の機内食は魚or鶏肉。魚はサーモンフィレのグリル、鶏肉は一応和食らしい、鶏肉のポン酢和えみたいな感じ。筆者はサーモンをチョイスした。けっこう厚切りでうまい。鶏肉の方は、クミンが効いていて和食らしさは皆無。まずくはない。それにしても、毎回当たり前のようにサーブされるパンって、いらないよね。

ターキッシュ航空風「焼き鮭定食」
鶏肉の方はいちおう「和食」らしいが……

飲み物はビールをチョイスした。自分らの前にビールを注文した人がいて、CAが「カールスバーグorエビス?」とか言っていたように聞こえたので「へえ、エビスなんかあるんだ。珍しい」と思って意気揚々と注文したら、全く見覚えのないビールが出てきてびっくりした。その名も「Efes(エフェス)」。トルコのビールらしい。すっきりしていて飲みやすい。

食事した後はひたすら寝た。何もせず寝ていても、腹が減るのは不思議なもんだ。文字通りの「食っちゃ寝」で、着陸の2時間前くらいに再び機内食。今度は麺orたまご。麺は焼きうどん、たまごはオムレツ。オムレツをチョイスして、サワーチェリージュースを合わせた。このジュースが甘さ控えめ、酸味しっかりでかなりおいしく、以降のフライトでは毎回注文するほどハマった。

●イスタンブール空港、ラウンジでのんびり

長時間のフライトを終え、イスタンブールに無事到着。横の人にキレられることもなくてよかった。

一応プリファードシートなので、すぐに降りられた。バスに乗り込んでターミナルへ。深夜帯に乗るこのバスが、いつも海外旅行感を覚える最初のポイントかもしれん。車中から、ペットラウンジなるものが見えた。どうやら犬猫鳥と一緒に過ごせるラウンジがあるらしい。

毎度、降りてから見る飛行機は恐ろしい
深夜のイスタンブール空港

次の飛行機まで数時間あるため「IGA Lounge」なるラウンジへ。ピアノがあったりバースペースがあったりして、かなり広い。

ただ、深夜帯ということもあってか食事系は野菜中心で、ガッツリ系メニューはなし。トマトスープと、トマトリゾットみたいなやつ、あとミルフィーユみたいなパスタみたいななんだか分からん奴を食ってゆっくりする。基本的に飲み物はソフトドリンクで、アルコールが欲しい場合は奥のバーカウンターで注文するスタイルらしい。

●パリまで、賽の河原

パリへの便は、所要時間4時間ほど。イスタンブールまでの13時間を思えば、かなり気が楽だ。今回は通路際なので、トイレに行くのも気兼ねない。

パリ時間的には早朝だし、寝るにも微妙なフライト時間なので、再びアングリーバードをしたり、ボーっとしたりする。あとは前に座っている人が、枕をなぜかシートの天辺に置くスタイルで、何回か落ちてきた。それを拾っては渡して、拾っては渡してと繰り返した。

到着の2時間前くらいに、食事。今回は選択の余地がなく、スクランブルエッグと、ラウンジで食ってうまかったキッシュ系の物質、チーズ盛り合わせなど。ま、軽食という感じか。

パリ到着。20時間くらいかかった。降りたところからターミナルの中心地までは、長い石の洞窟みたいな感じで洒落ている。が、まだフランス感やパリ感は特になし。入国審査はかなりシンプルで、あっという間に終わった。

さて、今回はここまで。次回はパリ北駅や凱旋門など。今回もありがとうございました。

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