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"キトゥのnote"の名の通りノート晒します。

noteを勢い余ってはじめたものの、何を書き残そうかと考えていたら気がついた。noteなんだからノートを記せばよい。

ということでキトゥが落書きのように吐き出すように書き殴ったものをアップしてそれについて何を考えていたかを描いていこうと思う。

記念すべき一枚目は、こちら。

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わっ。思った以上に恥ずかしい・・誤字も確認せず晒してみよう。

これは昨日立ち寄った実家で母がそうめん茹でている間に描いた2020年5月13日のキトゥのnote 。

この感染症危機からの回復って何なんだろう・・

例えば9年前の東日本大震災の時を思い出してみた。あのときは東北3県の沿岸部を中心に(関東から北海道、一部日本海側も含めて)のエリアが大きな被害を受けた。しかし九州にいる私たちには直接的な被害はもちろんなかった。かつ地震・津波のような災害は(余震や二次災害はあるものの)直後から復興のフェーズへと動き出す。

全国からあるいは世界各国からの支援や応援が集まる。当時私も少ないながら募金や「東北応援フェア」で特産物を買ったりしていた。被害のない地域からの支援・応援のベクトルが被災地に向けられていく。応援する・応援されるの関係が成り立つ。

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一方で今回の災害的状況は全く違う。濃淡はあれど全国(世界も!)は一律に危機的状況。さらには地域間移動がリスク、StayHome=行動そのものが制限される状況。復興フェーズへの動き出しなどまだはっきり見えない。さてどうすべきか。

支援・応援はベクトルにならない。

そう、9年前のように応援する・されるという方向性はない。だってみんなが苦しいのだから。そんな中で私たちが挑む復興策はどんなものなのだろうか。

私も小さいながら飲食店を経営している身。「自粛」が生む様々な停滞を(大小あれど)肌身で感じている一人。昨年の8月に事業承継させていただいた地域に40年愛され続ける喫茶店「キャプテン(9分の素敵な動画参照)」。決して儲かる業態ではなく、ミニマムに組み立てた事業は3月中旬ごろから煽りを受けはじめ、だんだんとお金の周りが厳しく・・。「この事業・・時期が悪かったかも・・」と後悔しかけたのも正直なところ。

がしかし、この「自粛」の中で、喫茶店の周りで見えてきた多くの光も。

お店を存続させるためにテイクアウトに挑む店長、お客さまの少ない時期だからと新メニューを試作する料理長、お店の意識が変わったのは本当に大きな収穫。さらには、宅配役を名乗り出てくれた地域の方々、周囲の商売人の方々との連帯意識の実感・・何よりキャプテンのことを心配して心強い応援の声をかけてくださるファンの方々の存在(地域の方々と立ち上げたサイト)。足元にたくさんの力を感じた。

Resilience of local こそ。

おそらく、復興はそれぞれの足元から。足元の地域=地元から。

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これからの回復の視点は”経済復興”と”安全安心”。そこには必要なのは”地元ごとの策”。ベクトルが生まれない中では、お金を地元でいかに循環させるかが経済復興のキモだし、安心・安全を創っていくのも地域の実情に合わせたルール整備や意識づくりがキモ。方法論は全てが全国一律ではないことは明らか。またいつか”移動できないとき”がやってくるかもって中で、「地元に資源が豊富にあること」が生き延びることができるという安心感を生むのは明らか。まさにローカルで回復しローカルで安心できる未来をデザインしていくってことかと。

動きあぐねる中央政権と評価される府知事とのコントラスト。「隣のまちは8割補償だけどうちのまちは補償がない。」という様々な現象。地域や自治体ごとに描かれていく未来が違ったり、差が出たりして残念がったりは、いたしかたないのかも知れない。逆に考えれば、自分たちの未来は自分たちの足元に目を向けて描いていかないとダメ。

もちろんこれで全てではなく・・

ただ、急速なオンライン化の波が生んでいる距離感覚の大きな変化。これはまた別の視点で考えないといけない。移動を”情報”、”モノ”、”人”で階層化した時に、そのスピードやリスク、コストが変化していること。これからのライフスタイルにおいてこの変化は大きい。

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熊本県五木村からはじまった「#旅するおうち時間」から感じるのは、物理的距離があることの魅力。このプレゼンテーションには感動した。

これらの移動・物流・交通・・のしくみを理解し、新たなインフラ戦略として、伝える、届ける、出会うを新しく描けるものが、勝ち取れるのかもしれない。

なんてことを考えながら描いた、2020年5月13日のキトゥのnoteのお話し。また気が向いたらノートを晒します。

これにて。


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