コンテスト落選のつれづれ

「美しい髪 投稿コンテスト」に落選しました。

2つの作品を投稿したのですけれど、駄目でした。

反省点と言うか、書いてる時から思っていたのは、タイトルが駄目だな、と言う事でした。思ってるなら、変えろよと思ったのですが、なかなか思い付かず。

あとは内容。
これって、クライアントの事をまるで考えてない内容だよね…と思ってました。特に美容院での体験を書いて欲しい、みたいなものなのに、私ったら美容院が駄目と言わんばかりの内容を書いてしまってました。

なら、タイトルも良くて、内容もクライアントが満足するような物を書けよって感じだったんですが。そもそもクライアントが満足するような内容ってどんな?って言うのが、よく分かっていないのでした。読み物としてほっこりするものかな?と言う曖昧な事しか思い付かず。でもほっこりなんて私から雑巾絞りしても出て来ないものですよ…と半ば諦めの境地になってました。

まあでも、ビュー数やスキ数が結構響くのかな?だとしたら、私なんてどうしようもないじゃないよ、て言うのがありましたが、そう言う物でもないと言うのが救いでした。

コンテストに投稿して、私は学生時代に悩んでいたものが復活してました。
それはデザインとアートの違いです。

デザインを専攻していた私は、卒業もギリギリの劣等生でした。
ともかくデザインが面白くなくて。グラフィックデザインを専攻してましたが、面白くないどころか、デザインが嫌いになったのでした。

絵を描く事は好きなのに、デザインとなるとどうしてこんなに面白くないんだろう、と自分が決めた進路のはずなのに、この世の終わりみたいに落ち込んでいました。

学生の私が出した結論は、私はデザインに向いてない、まだアートの方が向いているかも、と言う物でした。だから、商業デザインの職に就いても早期退職してしまいました。

デザインとアートの違い。
難しいですよね。ただ、学生の時の受験勉強の時に既に、君はデザインに向いていないって言われてたんです。まだファインアートの方が向いている、と。それは画塾の先生に言われていたんですが、大学に入ってこんなに苦労するなら、先生の助言通り、進路を変えれば良かったと今でも思っています。

でもアートの世界をなめている考えと思うんですよね。画家になりたいと思った事も無いですし。ともかくクリエイティブな事でお金が欲しい事は漠然と思っていたし。それなら、デザインを頑張らないといけないんじゃないの?と言う考えも捨てられなかったんです。

で、この年で文章系のクリエイティブに興味を持って。
だから今回のコンテストに参加したのですが。
また、デザインの悩みにぶち当たったのですね。

ネットでデザインとアートの違いについて、簡単に言ってるのを見たんです。それはデザインは他人の為で、アートは自分の為、とありました。

眼から鱗でしたね。
私は他人の為、他人が喜ぶ事を想定して、クリエイティブ出来ない人間だと。もしくはしたくない、と。

今回のコンテストは反省点はありますが、書いている時は自分としては楽しかったんです。学生の時のしょぼいデザイン作品より、納得の行く物が出来たと。だから、やっぱり文章を書くのを止めたくないと思いました。

ただ、商業的に成功する事に固執していると続けられないな、と思いました。どうも私は自分の為、自分が喜ぶのが基準にするのは止められないし、その基準はどうやら商業デザインのそれとは食い違っているらしいので。

それを確り分かる機会になった今回のコンテストは、参加した甲斐があったと思います。なんだか負け犬の遠吠えみたいですが、実際、負け犬だと思います。コンテストですから。

コンテスト受賞作を読みましたが、正直、何がそんなに優れているのかが分からないのです。感性がそんなんなんですから、もう、ライティングデザインは諦めた方がいいな、と思いました。

まあ、でもまた参加出来そうなコンテスト、創作意欲を刺激してくれるコンテストがあったら参加したいな、とは思います。受賞は期待せずにやらないとな、とは思いますが、まあそれはしょうがないです。

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