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なんで「日」と「月」で「明るい」なの?w

ゆで卵をまとめ茹でしている以下同文です。(まとめ茹でとは?)

ゆで卵を茹でるときにairpodsをしたままsiriにタイマーの設定をお願いするのですが、普段設定している音量だとSiriの声が異常に大きくなって毎回ビックリするんですね。

ビックリすると言っても「おぉうるさいなー」程度なのですが、今日は卵を沸騰しているお湯に入れた瞬間にSiriが大声で話し始めたので卵がお湯に入れた途端に爆発したのかと思っていつもよりかなりオーバーめに驚いてしまいました。

何かを組み合わせるとそれ以上の効果を発揮することがある

ゆで卵の話は一旦置いといて、映画のモンタージュ理論?というものをネットで検索して勉強してたんですが結構面白かったのでそのお話をしたいと思います。

モンタージュとは元々はフランス語で「組み立て」という意味らしく、現在では編集に近い様な意味合いで使われていたりします。

で、映画モンタージュの中で面白い話の一つとして「クレショフ効果」というものがあります。
(クレショフさんが提唱した効果なのでクレショフ効果です。)

クレショフ効果とは具体的になんなの?という疑問ですが、下の画像を見てください。

上から順に悲しみ、空腹、欲望

「男性の無表情の顔」と「何か」の組み合わせですが、「何か」の画像を変えることによって無表情の男性の顔が何かしらの感情を持っている様に見えます。

その何かしらの感情が「何か」に当てはめる画像によって変化するよねというのがクレショフ効果です。

死んだ女の子の画像と組み合わせると
→悲しみ
スープの画像と組み合わせると
→空腹
美しい女性と組み合わせると
→欲望

みたいな漢字です。

(ちなみに僕が解釈しているクレショフ効果では「何か」を見せた後に「無表情」を見せることによって効果が発生すると理解しているので左から右に進むこの式の場合は+の左側に「何か」を右側に「無表情」を置くのが正しいのではないかと思っています。)

これの面白いところは「無表情」と「死んだ女の子」のそれぞれの画像だけ見せられたときには感じることのできない「悲しみ」という感情が2つ画像を組み合わせる(モンタージュさせる)ことによって生み出されていることです。

つまり単純に「A+B=AB」ではなく「A+B=C」になるよねというのが、クレショフ効果そしてモンタージュの面白さというわけです。

モンタージュは漢字をもとに考案された?

クレショフ効果を提唱したクレショフさんとは別に色々なモンタージュ理論を確立したエイゼンシュテインさんという人がいます。

このエイゼンシュテインさんはモンタージュを漢字から構想したという説があるそうです。

ここでタイトルの回収になるのですが
「日」+「月」=「明」
ってめちゃくちゃモンタージュじゃないですか?

「日」には太陽という意味があって「月」はそのままお月様ですが、その二つが合わさると「明」つまり「ハッキリと見える」という意味になります。
確か日や月が照ることで、明るさを得ることが出来るのでかけ離れているわけではありませんがそれでも第3の意味を持っています。

まさに「A+B=C」だなぁと思います。

映画やコラージュ画像だけでなく文字にもモンタージュ理論が使われていることは文化や体系を超えて応用できる理論でありそれを感じる力が人間にはそもそも備わっているというのが面白いと思います。

さいごに

さて初めに話したゆで卵の話ですが、いつもならSiriの声に対してそこまで驚かないけどゆで卵をお湯に入れた瞬間に大きな音がなったのでより驚いたと言いました。

コレもモンタージュっぽいなと思います。
Siriの大きな声単体でもそれほど驚きませんし、卵をお湯に入れる行為でも僕は驚いた事はありません。

ただ「卵をお湯に入れる」+「大きなSiriの声」が組み合わさると「卵が爆発」というイメージを持って驚いてしまったわけです。

この様に考えてみると映画や漢字といった作られたもの以外つまり生活の中にもモンタージュは存在していて僕らはそれらの組み合わせによって驚いたり、嬉しくなったりと心を動かされているんだろうなーと感じました。

まさか今朝のゆで卵の事件からこんな記事を書くとは思っていなかったですが、コレも昨日勉強したモンタージュ理論と今朝のゆで卵事件のモンタージュだったのかもしれません。

ということ以上以下同文でした。

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