はしぼう歌会「兎の仕業杯」振り返り
こんにちは
糸間ケントです。
7月3日、はしぼう歌会「兎の仕業杯」がありました。
今回僕は以下の3首を提出しました。
『自転、公転、河川敷』
ロープ塔てっぺんにある落書きに女の名前が結構あるな
ぶら下げたままじゃいけない気がしてて出鱈目な手話している両手
昼下がり、自転、公転、河川敷 迷子の車の持ち主を探す
僕の家は少し歩いたところに河川敷があって、今回はそこを散歩しながら作ったものをテーマにしました。
最近はずっと頭でっかちに短歌を考えていた節があるので、外に出てライブ感で見たものや聞いたものを短歌にしようと思いました。
一首目
河川敷近くの遊具にロープがピラミッド型に張り巡らされたものがあって、僕は昔からそれを「ロープ塔」と呼んでいます。
真ん中には柱があって、そこには登った人たちの落書きが多く書いてあります。登った記念とか相合い傘とか。
全長7mくらいはあるはずなのですが、てっぺんにも女の子の名前があったらその子の逞しさや「これを…登ったのか…!?」といったおかしみがあるかなぁと思って作りました。
ホントは実際に登ってみて作りたかったのですが、以外と散歩している人が多くて周りの人から「いい年してロープ塔登ってる奴がいるぞ」と思われることにビビって登れませんでした。
ニ首目
久しぶりに散歩したことで気づいたのですが、両手が何もしていない状態で歩いたことが久々だなと思いました。
いつも鞄を持ってたりスマホでなんかやってたり。
だから歩いてるときも、常に何かしていなきゃいけない気持ちになって変に色々と動かしたりして歩いていました。
そんな気持ちで作った短歌です。
三首目
河川敷って何であんな謎の車が停まってたりするんでしょうか。しかもその運転手らしき人も近くにいない。
ガチで持ち主を探したわけではありませんが、それとなくそんな目的で歩くのも良いかなと思って作りました。
歩きながら空とか向こうの景色とかを見ていると、地球も今動いてたりするのかなとか壮大なことが思い浮かんできたので、それを匂わせるように書いてみました。なんかリズム良かったし。
というわけで、結果は優勝でした!
いつもと作り方を変えて挑んだことが功を奏した(漢字あってる?)と思うので、めっちゃ嬉しかった。
次の歌会も良い結果になるといいなぁ。
というわけで、また次の歌会振り返りもよろしくお願いします。
Twitterで一日一首も作っているので、そちらもよろしくお願いします!
https://twitter.com/kitoma_grzr14