「 」からの呼びかけ
みんな歌いたがっている
じぶんの声で
じぶんの言葉で
ハミングではない
じぶんを 歌いたがっている
それが
じぶんのヨロコビで
じぶんがやりたい事だと
知っている
だから
じぶんを歌っている人に出会うと
憧れや尊敬や
羨ましさや嫉妬というもので
自分が反応する
でもそれは
それがやりたい事だと知っていると共に
自分にもそれがどこかにあるから
反応しているということ
揺さぶられたということ
じぶんを歌いたいというのは
じぶんという個性を
現したいということ
じぶんだけの言葉で
じぶんだけの音で
じぶんを奏でたいということ
その現し方は
歌唱かもしれない
描くことかもしれない
作ることかもしれない
語りかけることかもしれない
何をしていようと
どこに居ようと
どんなカタチでも
じぶんを歌うことは出来る
日常のなかでも
誰かと一緒のときでも
そこに
大きさも凄さも重さもない
じぶんが じぶんで あるとき
じぶんを歌うことは出来る
すれ違いに挨拶をすることかもしれない
誰かに飲み物を淹れることかもしれない
植物に水をあげることかもしれない
何をどうすれば というのは
誰にもわからない
でも
じぶんの心を開きたい
じぶんの歌をうたいたい
と
心の底から願い祈ることは出来る
自分にはどうすればいいかは分からないから
教えてくださいと
大いなるナニカにお願いすることは出来る
神さまとかそういった
限定されたものではなく
何だかよく分からないけれど
自分を生かしてくれている
大いなるナニカ
じぶんの歌が奏でられ
それが何かと共振したとき
そのヨロコビは
そのあたたかさは
幾重にもひろがって
みち みちる
じぶんのせかいが
ヨロコビとあたたかさで
いっぱいになる
さあ
じぶんが 歌いたがっている
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