彼方のかつてが飛び込んでくる

久しぶりに嗚咽というものをやった

トリガーは読んでいた小説で
もともと本には入り込みやすくはあるのだけど
ある場面でシュンっと
そこへワープしたかのようになり
対話している相手の感情が伝わり
それにより「私」が揺さぶられ
あちゃー　これは・・と
冷静に観てる視点があって
こりゃー来るなと体制を整えたら
一気に感情が噴き出して
家の中ではあるけれど
叫ぶわけにはいかないので
その場面の中で気が済むまで
声にならない叫びをやらせてあげた

しばらくすると落ち着いて
すぅーっと感情やらが引いて行った

まあ　ぐちゃぐちゃでボロボロになったこと！

でも中身はスッキリしてて
鼻水かみながら　ふぅ～っとなってた

もう結構大きなお掃除は済んでいて
大きくマイナス感情に振られることは
あまりないのだけれど
奥の方になーんかまだあるよなあとは
感じていたから

多分だけれど
今イマのあれこれに直結するナニカではなく
遠いかつての絡まっていたモトの
私だけでない古い産物のパンドラが
キッカケボタンを押されて
開いちゃったのかなと

嗚咽してはいるのだけれど
やってる本人結構冷静で
身体じゅうから絞り出しては　いるのだけど
今の誰かや何かに対してじゃないなーと
うっすらぼんやりの情景が
今じゃないこと確認してたりして

ひととおり通り過ぎたら
あーなんか分からんけど
みんなのひとつが分解されたなら
よかったねー　とか思ってた

私はこういうのを
一人でやるのは慣れてるけれど
ふつーはセラピーとか専門医とか
そういった所で誰かのサポート受けながら
やる方が安心なやり方なんだろうね

入り込むのは簡単なんだけど
戻って来るのが場合により大変だから
はまっちゃうと
なかなかそこから抜け出せないのかな

だから
こういったやり方は
あまり参考にはならんし
おススメはしないけれど
でもこれって
自分の深いモヤを観るのも同じようなもんで
やりきっちゃうと
とーってもスッキリする

今回は
まさかここで
の引っかかりで突然始まったけど
以前は自分の中の
疼きの予兆みたいなのを見つけたら
敢えて時間取って
誰にも迷惑かけない状態作って
その疼きの蓋を開けて
全部出し切るまで
身体がしたいよーにさせていたなあ

何が原因とかはあまり関係なくて
ただ　そういうモヤが
自分の中にあって
出るタイミングみたいだから
出しちゃおう　みたいな感じで

原因とか要因とかに
あまり拘らなくなったら
いま自分の中に
そういうもんがあるんだな　と
知って認めちゃえば
ぐちゃぐちゃになるのは面倒だなー
とは思うけど
オソレとか不安とかは
それにへばりつかなくなるから
案外サラリとやれちゃったりする

人によっては今回みたいに
今世とは直に結びつかないものも
お掃除始まったりしてるんじゃないのかな

それは別に　おかしくなったとか
そんなものではなくて
その人にそれがやれるから
やるだけであって
変な事でも特別な事でもないし
何かワルサしたからとか
代々のウンヌンとか
そんなバカげたことじゃあ全くない

ただ
こんがらがっちゃって
絡まりまくっちゃって
重くなっちゃったものを
ほどいて軽くするだけ

いらないものを
本来のところへ
戻してあげるだけ

今月の変化は
何だか急で
ドーンと振られるけど
それが何となくでも分かっていれば
真ん中戻れるのも
早いみたいね

あっという間に飛ばされて
あっという間に戻って
まるで
何ごともなかったかのように
平穏がやってきて
すぐにまた　次が訪れる

時空を超えて
タイマーが作動するかのようで
なんだかちょっと
愉しかったりして